Shanghai 2007

旅日記 1日目(2007/04/30)-8

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まず最初は、外灘へ行くことにした。
私たちの泊まっているホテルがある浦東地区から、外灘へ移動する手段は、地下鉄や渡し船などがあるのだけれど、この旅初の河越え(?)なので、外灘観光隧道というものに乗ることにした。

この『外灘観光隧道』というのは、黄浦河の下に掘られた地下トンネルの中をトローリーで移動するものな

のだけれど、そのトンネルの中が、派手なイルミネーションで飾られているのだそうだ。
夫が、『遊園地のアトラクションみたいな感じ』と言うので、ジェットコースターのような乗り心地なのだろうか?と心配したのだけれど、そのようなものではなく、移動自体は静かで、単に、トンネル内が派手に装飾されているだけのようだった。
浦東地区の乗り場は、上海国際会議中心の近くにあるということっだったので、ホテルから歩いて向かうことにした。

時間はちょうど3時になるところだった。
飛行機の中で機内食を食べてから、何も食べていなかったのでお腹が空いてきていた。

こんな時間に食べると、夕食に響くなーと思いつつも、夜までは持ちそうになかったので、軽くご飯を食べることにし、そのお店を探しつつ歩いた。

国際会議中心の廻りには、『軽く食べる』にぴったりな屋台がたくさん出ていたのだけれど、どれもあまり『上海色』がなく、上海初食事がこれでは悲しいかも・・・と意見が一致し、とりあえず、昼食は外灘に着くまで我慢をすることにした。

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『外灘観光隧道』の入口に到着し、エスカレーターで地下へ降りていく。
この乗り物の料金は、片道35元(2007年4月現在)。
他の移動手段と比べると、かなり高額な運賃だ。
だからこそ、名前に『観光』と付いているのだろうけど、遊園地のアトラクションとは違い、リピーターは少ないと思うので、このまま営業を続けていけるのだろうか?と心配になってしまった。(この時も、平日とはいえ空いていて、列をつくることもなく、すぐに乗ることが出来た。)

この光の地下トンネルの中を走る『トローリー』は、無人で動く十数人乗りの大きなもので、大きなガラスの窓があり、ケーブルカーのような印象だった。

... トローリーの内部は、四隅に折り畳み式の椅子が1脚ずつあるけれど(1箇所は操作盤などがあるため、椅子があるのは3箇所だったと思う)、基本的には立って乗るようになっていた。
私たちが乗ったトローリーは、もちろん満員になるようなことはなく、5人乗った状態で発車した。
目まぐるしく変わるド派手なイルミネーションの中を突き進み、乗車時間は5分もないくらいで、あっという間に終わってしまった。急降下とか急上昇などがある訳ではないので、怖いということはなかったけれど、やはり遊園地の乗り物という印象だった。これは結局、対岸へ渡るための移動手段ではなく、観光用のアトラクションという位置づけなのだろう。
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料金の35元というのは、渡し船などと比較すると高いけれど、日本円で考えたら高い金額ではないので、観光名所のひとつとして、片道乗ってみるのは悪くないかもしれない。

→ 次は、外灘ぶらぶら


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