Shanghai 2007

旅日記 1日目(2007/04/30)-12

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高架下を歩いて、黄浦河まで戻り、また遊歩道へ出てみた。地図を見ると、今いる場所の近くに渡し船の乗り場があると書いてあったのだけれど、近くにあるのは、みな黄浦河の遊覧船の船乗り場だった。

しばらく、遊歩道を行ったり来たりしてみたのだけれど、やはり渡し船の乗り場は見当たらなかった。

「これだけ探しても見つけられないんだから、渡し船なんてなくなっちゃったんじゃない?」などと、非現実的なことを言っていたのだけれど、ふと黄浦河のほうに眼をやると、いかにも庶民ちっくな、いかにも渡し船ちっくな、どう見ても遊覧船ではなさそうな船がこちらに向かってくるのが見えた。

「あれを逃すな!」と、その船が向かっているほうへ小走りで向かうと、今まで全く気付かなかった、遊歩道の下へ降りていく道を発見した。
とりあえず、その道を降りてみると、河沿いの大きな通りへ降りるようになっていた。
そして、目の前に渡し船の切符売り場を発見。
あれだけ遊歩道を行ったり来たりしていたのだけれど、渡し船乗り場は、その下の車道と同じレベル(つまり地上)にあったのだ。

先程、遊歩道へ来る際、遊歩道へ直接入ることが出来る歩道橋を渡ってきてしまったので、全く気がつかなかったのだ。
しかも、遊覧船の乗り場は遊歩道(つまり2階部分)から直接アクセスできるようになっていたので、渡し船の乗り場だけ、その下の階にあるとは考えなかった。盲点(←って大げさな)をつかれたせいで、すっかり足が疲れてしまった。(って、足が疲れていたのは、遊歩道へ来る前からで、無駄に豫園に向かって歩いたからだけれど。)
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渡し船乗り場

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さっそくチケット売り場で、一人2元の料金を支払うと、青いプラスティックでできたコインのようなもの(←ボードゲームなどのおもちゃのお金のようなもの)が手渡された。
これを、入口にある自動改札機に投入して、乗り場は入るようになっていた。

こんなの、それこそゲームのコインでも代用出来ちゃいそうだな・・・と思ったのだけれど、チャチに見えて、そう簡単には偽造できないような仕組みになっているのかもしれない。(・・・なっているのかなぁ・・・?)

■ 上海市輪渡 東金線

外灘側の乗り場は、金陵東路の突き当たりにあります。
黄浦河沿いの遊歩道から直接乗り場へ入るのではなく、遊歩道の下にある中山東路の歩道(黄浦河側)にチケット売り場や入口があります。
浦東側の乗り場は、東昌路の突き当たりになります。

料金は2元です。(2007年 5月現在)

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浦東側のチケット売り場

→ 次は、やっと対岸へ戻ります


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