Shanghai 2007

旅日記 1日目(2007/04/30)-14

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浦東地区の船着場は、東方明珠塔などがある中心地からは離れた所にあり、まだ開発途上といった感じで、大きな空き地がたくさんあるような場所だった。

ホテルに向かって歩き始めると、船着場を出た所には、自転車の荷台に炭火の焼き鳥機のようなものを載せ、串焼きを売る人達が何人も並んでいた。
荷台から立ち上る煙に誘われ覗き込んでみると、

どの自転車の荷台でも、同じ種類の串焼きを焼いているようだった。
売り子さんの多くは、イスラム教徒かかぶるような白い帽子を被っているので、そういう地方の人達の出稼ぎのようなものなのだろうか。

何の串焼きなんだろう・・・と思いながら見ていたのだけれど、焼きあがった肉は、赤味がかった茶色をしていて、少なくとも焼き鳥ではなさそうだった。

見た目は、豚肉かな?といった感じだったのだけれど、売り子さんたちが本当にイスラム教徒ならば豚肉ではないだろうから、羊の肉なのかもしれない。
(中国なら、もっと違う肉という可能性もあって、ちょっと怖いけれど・・・。)

そんな何の肉なのか全く分からない串焼きだったのだけれど、夫が、1本買ってみたいというので、とりあえずチャレンジしてみることにした。

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一番人が良さそうな売り子さんの自転車の前へ行き、ジェスチャーで1本買いたいと伝えてみた。(英語は通じないようだったので、結局何の肉か分からずに購入決定。)

私たちからの注文を請けると、既に焼きあがっている串に、さらにパフパフと赤い粉を吹きかけ、温め始めた。
夫が、「あれって唐辛子だなー、おまえ大丈夫かなぁ・・・」と言うので、辛いものの苦手な私は、売り子さんに「もうパフパフしないでください」とお願いしようかなと思ったのだけれど、「でも何て言ったらいいんだろう」と一瞬躊躇したすきにはもう、売り子さんは、さらにパフパフ、パフパフと、ものすごい量の唐辛子の粉を振りかけてしまった。

そして、たっぷりの唐辛子をまってさらに赤味を増した何の肉か分からない串焼きが完成したので、受け取って、2元支払った。

→ 試食タイム


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