Shanghai 2007

旅日記 2日目(2007/05/01)-04

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その湖心亭という名の茶館は、江南様式で建てられた建物で、上海最古のティーハウスなのだそうだ。
場所柄、観光客相手といった雰囲気だったけれど、なかなか趣きがある。
入口でお茶を飲みたいと伝えると、奥の部屋に通された。奥の小さな部屋には、茶器セットが置かれたテーブルが2つ程あり、壁一面に、様々な茶器や茶葉が並べられていた。

茶館は初めてだったので、システムが全く分からなかったのだけれど、上手に日本語を話す店員さんがいたので、相談しながら何を飲むか決めた。
夫は花茶という工芸茶を頼み、私はノーマルなところでプーアール茶を頼んだ。

日本語が上手な店員さんから若い女性の店員さんに替わって、その人が伝統的な作法でお茶を入れてくれた。(この若いほうの人もカタコトの日本語を話していた。それだけ日本人のお客さんが多いということなのだろう。)

そして、最初に目の前に出してくれたのは、佛手というお茶だった。これは高級なお茶なのだそうだけれど、サービスなのだそうだ。

その後、注文した花茶とプーアール茶も出してくれたのだけれど、小さな茶器が空になると、すぐにおかわりを注いでくれるので、お腹がタポタポになってしまった。(佛手というお茶がサービスであるなら、注文するのは二人で1杯でも良かったなぁ・・・と思ったの

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だけれど、さすがにそういう訳にはいかないのかも。)

夫が頼んだ花茶というのは、工芸茶だけあり、目で楽しむものであって味を楽しむものではないような感じだった。しかも、目で楽しむといっても、パッと見はホルマリン漬けみたいで、飲みものという感じではなかった。ホテルの部屋にもサービスで花茶が置いてあったけれど、あれは飲まなくていいや、と思った。

使用前 ..

..使用後

球状のもの1つを茶器にいれお湯を注ぐと、花のように開きます

途中、日本人のカップルがお店に入ってきて、相席になった。
混み混みの豫園を見終わったところだったようなので、「豫園はどうでしたか?」と聞いてみたら、「あっという間に見終わってしまいました」と言っていた。

そういう感じなんだーと思ったけれど、知人には是非行ったほうがいい!と薦められていたので、カポカポのお腹のまま、いざ豫園に出撃することにした。

→ 次は豫園


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