Shanghai 2007

旅日記 2日目(2007/05/01)-07

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豫園商場には、お土産物屋さんなどの中国らしいお店が建ち並んでいるのだけれど、その中に、スターバックスコーヒーのお店もあった。
北京の紫禁城の中のスタバが一時期話題になっていたけれど、ここは普通にスタバカラーのお店だった。(←紫禁城の中のスタバは、その後閉店した。)赤い中国カラーの中にポツンとある緑色なので、おもいっきり目立っていた。
私たちは、さすがに、豫園に入る前に茶館で飲んだ中国茶で、お腹タポタポのままだったので、入らなかったけれど、なかなか賑わっていた。
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豫園商場の中をぐるぐる歩いていると、日本語の看板や日本の芸能人が訪問している時の写真を通りにド〜ンと貼りだしている切り絵屋さんを発見した。
「あれって○○さんだよねー」なんて話ながら立ち止まると、間髪を入れず、日本語で客引きをされてしまった。
海外で似顔絵を描いてもらったことはあるけれど、切り絵は未体験(もちろん国内でも)だったので、せっかくなので、お願いしてみることにした。
日本語で勧誘してきた人が作ってくれるのかな?と思っていたのだけれど、そうではなく、日本語を話す女性が『先生』と呼ぶと、お店の奥からおじさんが出てきて、その人が作ってくれるということだった。

その『先生』は切り絵だけではなく、花文字なども描くということだった。
でも、見た目は芸術家っぽくはなく、『先生』というよりはフツーのおじさんといった感じだった。

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『先生』は、中国語しか話さないようだったのだけれど、腕はとてもいいようで、まず最初に夫のシルエットを1,2分でカットし、それに添わせ、私のシルエットをカットしてくれて、トータルで3,4分で、夫と私の上半身の切り絵が完成した。
若干美化してくれていたけれど、ちゃんと特徴は捉えていて上手だった。
やはり『先生』と呼ばれるだけはある。

せっかくだから家に飾ろうと思い、額に入れてもらうことにしたら、『先生』のカット代より、額の値段のほうが高かった。
夫が、「えー、先生より額のほうが高いの?」と驚きの声をあげると、「だって、この額は高級品よー」と店員さんは言っていたけれど、絵の入れ方からして、安物といった感じだった。
こんな観光地でも、まだまだ技術への対価って低いのだ。

その後、『先生』と記念写真と撮らせてもらった後、豫園を後にした。

→ 次は昼食


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