Shanghai 2007

旅日記 3日目(2007/05/02)-10

...

次に向かうのも、また塔だった。
今度の塔は北寺塔という名の、8角形の9層のレンガ造りの塔だった。
近くで見ると、先程の虎丘の塔より、各層に外廊下があって(こういうのもバルコニーと呼ぶのだろうか?)、開放的な印象だった。
塗装に朱色や黄色も使われて、虎丘の塔より中国らしい塔といった印象だった。

チケットを購入し(この北寺塔のチケットは絵葉書になっていた)、さっそく中へ入った。

この塔は7層目くらいまで登ることが出来るのだそうだ。
とはいえ、もちろんエレベーターなどはなく、ひたすら階段を昇るのだ。
私たちは、旅ではやたらと塔に登る性質だった。(何故塔に登るのか?「それはそこに塔があるから」的…なのだけれど。)
しかし、私は最近の旅では、わざわざゼーゼー言いながら塔に登らなくてもいいんじゃないのーっと思い始めていて(←単に年齢のせいかも)、今回も一応抵抗してみたのだけれど、『そこに塔があるから』な夫は、頑なに「絶対に登る!」と主張した。
そうなると、いくらダダをこねても無駄なので、渋々私も付き合うことにした。

...

↑ あなたはだ〜れ?

...

美しい屋根


薄暗い塔の中に、木造の階段があったので、それを登っていく。
かなり急な階段で、1層分上がっただけでも、足がフラフラしてきた。
階段は幅も狭いので、すれ違うのもやっとなので、降りてくる人がいる時は、下の階で待っているようにしていたのだけれど、そうなると、いつまでたっても昇ることが出来ない。
そんな私を、疲れて休んでいるのかと思ったのか、後ろから来た人達がどんどん追い抜いていくので、私もタイミングを見計らって一歩足を踏み出してみたのだけれど、私が上がり出しても、降りる人は待つということをしないため、結局階段の途中でカニ歩きですれ違うことになってしまった。
中にはフラフラと昇っている私のことを待って、上で待機してくれていた人もいたけれど、基本的に譲り合わないルール(←?)のようだった。

そして、足取りも軽く満面の笑顔で昇っている中国の人達に次々と追い抜かれつつ、降りてくる人を待つという口実で休憩をとりつつ、ヘロヘロになって一番上の階(上がることの出来るという意味で、もっと上まであったと思う)までたどり着くことができた。

→ で、その塔からの眺めは?


<<旅日記3日目-09 □ 目次に戻る □ 旅日記3日目-11>>