Shanghai 2007旅日記 3日目(2007/05/02)-11 |
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こうして、クタクタになってたどり着いた上階からの眺めは…イマイチだった。 苦労して登った後に気付いたのだけれど、水路やそれにかか |
る橋が美しい蘇州という街並みは、上から見るものではなかったのかもしれない。 もちろん、これは私たちにとってというだけであって、楽しそうに景色を満喫している人も大勢いたし、ガイドブックにも『すばらしい眺め』と書いてあった。 .
ゼーゼー息があがったまま、どんどん不機嫌になっていく私をチラ見した夫は、私の反対を押し切って登ったことを思い出し、「そうかもねー。そうだよねー。そんな気もしたよねー。」とつぶやいていたので、ギロリと睨んでみると、思いっきり震え上がっていた。(←嘘です。でも今後の我が身を憂い怯えてはいたかも。) |
階段を降り、一段一段不機嫌になっていった私は、地上まで戻った際には怒りがMAXになっていた。(…って、今思うと、ガイドブックにも『すばらしい眺め』と書いてあったのだから、別に夫だけが悪い訳でもないんだけれど。)
塔を出た所に、シーサーのような置物があったので、夫に「あれの横で顔真似をして写真を撮ること」という指令を出してみた。 こうして写真を撮りつつ休憩している間、夫のアンテナが『不機嫌顔の妻を、このまま観光名所に連れて行ってもダメだ』と危険を察知したらしく、「もうこれで見たい場所は見終わったから、後は、街をブラブラと散歩をしよう」ということになった。 |
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. 蘇州という街はそういう『あてもなく歩いて風景を楽しむ』街なのだそうなのだけれど(←夫曰く)、観光名所を2つ見ただけで満足したと言いきった夫は、やはりかなり私に対して怯えていたのかもしれない。 |