Shanghai 2007

旅日記 3日目(2007/05/02)-12

...

この後は、あてもなく、ぐるぐると街を歩いてみた。
その間も、夫は『汚名返上』『名誉挽回』と焦っていたらしく、妙に速足で、私の先を歩き『画になる風景』を探して、「次はこっち」、「次はあっち」、と右往左往(!?)していた。
でも、なかなか「これぞ!」というものが見つからず、私も微妙に(←夫に言わせると微妙どころではなく『かなり』)不機嫌なままだった。

途中、結婚式用に花で飾られた車などを見て、「車だね〜」「結婚式だね〜」と、微妙に秋風が吹く会話を繰り広げつつ、ぐるぐると歩いた。で、その間ずっと、夫は速足…。
さすがに今こうやって文章にしてみると、夫が可哀想になってきた…かも?
.
しばらく、そんな秋風の中歩いていると(春なのに…)、白い壁に囲まれた人がすれ違うのがやっとというような細い路地へ出て、どことなく、ヨーロッパの白い街を彷彿させるような風景が広がっていた。
…と書くと、さすがにちょっと褒めすぎかもしれない。
白い壁が汚れていたり、剥げ落ちていたりしたし。
でも、路地には洗濯物がはためき、生活を感じることができ、少なくとも私にとっては、先程の塔の上からの眺めよりはずっと楽しい景色で、私の機嫌もちょっとだけ良くなった。

そんな路地を抜けていくと、今度は、水路に出て、そこには太鼓橋のような橋が架かっているところもあった。

...
さすがにガイドブックに書かれていた『東洋のベニス』という表現が合う程の風景には出会えなかったけど、水路の脇にはちょっとした広場のような空間があったり、水路沿いに建つ建物には中華風の提灯が掲げてあって、なかなか風情があった。
.
...

車だね〜、結婚式だね〜

水路掃除の船、そして干した布団

.

何故、あなたはそこで寝る?

移動果物屋さん

この後は、さすがに足が疲れてきたので、喫茶店に入って休憩をすることにした。

→ 次は、ちょっと休憩


<<旅日記3日目-11 □ 目次に戻る □ 旅日記3日目-13>>