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 Spain+Tangier 2012

旅日記 9日目(2011/12/31)-03

短い滞在時間だったけれど、これでチンチョン観光を終えてマドリッドに戻るためバス停に向かう。

最後にもう一度マヨール広場の写真を
時計塔の頭が見えます
.
こちらは先程の「塔のない教会」が見えています

この日は土曜日だったのだけれど、大晦日だから休日ダイヤだろうと思っていてその時間に合わせてバス停に行ったのだけれど普通に土曜日ダイヤだった。(行きはなんだったんだろう偶然同じ時間発があったのかな?)

マドリッド行きのバスはタッチの差で行ってしまったばかりで、1時間待たなくてはいけなかったので近くのバルに行ってコーヒーを飲みながら待つことにした。

その間の写真がなかったので
先程の広場のネコちゃん

その後時間になったのでバス停に戻り、バスでマドリッドへ戻った。
この日は大晦日なので、カウントダウンの時にはプエルタ・デル・ソル広場へ行く予定なので、それまではホテルで休憩することにし地下鉄でホテル方面へ戻った。

カウントダウンの時に食べるブドウをまだ準備していなかったので(スパークリングワインは既に購入済)、ホテルの近くのエル・コルテ・イングレスへ寄って買ったのだけれど、ホテルに戻ったら部屋にサービスで12粒のブドウ2人分とキンキンに冷えたスパークリングワインが置いてあった。

このホテルに前年泊った際には大晦日にチェックアウトしていたし、その前にマドリッドで大晦日を過ごした時のホテルは5つ星だったのだけれど、そのようなサービスはなかったので全く予想していなかった。
ブドウとスパークリングワインともに既に買ってしまっていたけれど、うれしいサービスだった。

2年連続でこのホテルに泊って、今回は朝食など若干満足度が下がるかなと思っていた所、このようなサービスがあり、また次回もこのホテルに泊ってもいいなという気持ちになった。(単純です。)
明日チェックアウトして帰国するのだけれど、レイトチェックアウトできないかお願いしてあったのだけれど、それも希望した13時まで大丈夫だということだった。帰国日に飛行機の時間までホテルで過ごせるのは本当にありがたい。
このホテルの口コミ評価が高い理由が分かったような気がした。

最後にホテルの部屋のバルコニーからの夕景

その後は部屋でゴロゴロ過ごし、23時頃にホテルを出てプエルタ・デル・ソル広場へ向かった。
この広場でカウントダウンをするのは2度目なのだけれど、前回(3年前)と同じく広場の手前で簡易の荷物チェックがあって、瓶に入った飲み物はプラスチックのカップが手渡されてそれに移すように言われたので、私達もミニボトルのカヴァをカップにうつした。

しかし3年前に比べたらチェックが緩くなっているのか、広場内でフルボトルからカップに注いで飲んでる人も結構見かけた。(前回もペットボトルに移して持ち込んでいる人はいたけれど。)

身動きが出来ない程賑わうプエルタ・デル・ソル広場

マドリッドの町中の屋台では
このようなカラフルなカツラを売っていたのですが
結構みんな購入していたんですね

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スペインの年越しでは
12時の鐘にあわせて
12粒のブドウを食べる習わしがあります

このプエルタ・デル・ソル広場に面して建つ
マドリード自治政府庁の時計塔の鐘の音が
スペイン全土にテレビ中継されます

私達が陣取った場所の近くには世話好きなおばさんといった雰囲気の女性がいて、私達にも「ブドウを持っている?スペインでは年越しの時に食べるのよ。持ってなかったらあげるわよ(スペイン語だったので推測)。」と声をかけてくれた。
持っているので大丈夫とお礼を伝えると、また別の人に同じように声をかけていた。
私達は12粒がパッケージされたものを買っていたのだけれど、おばさんは立派なブドウを房買いして房ごと持ってきていた。

広場のどこかで何かイベントをしていたのかもしれませんが
私達のいた場所からは見えなかったので
なんとなく時計塔を見上げて過ごしていました

そうこうしていると12時になって時計塔の鐘が鳴りだした。
前回はこの時計塔の上から花火が打ち上げられたのだけれど、今回は花火は全く上がらなくて鐘が鳴っただけだった。
国の経済的な厳しさが伝えられていた時期だったので、その影響もあったのかもしれないけれどちょっと淋しい感じだった。

12時になったら
時計塔の上に設置されていた
Feliz2012という文字に明かりが灯りました

ちなみに2009年の時の花火はこちら


やはり花火が上がるほうがいいですよね

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今回はこんな感じです

鐘の音に合わせてブドウを食べていると(鐘の音は速くブドウには種もあって全く追い付きませんが)、周りの人達がみなフェリス アニョ ヌエボ!ハッピー ニューイヤー!と挨拶を交わしはじめ、私達のカップにお酒が切れていることに気付いた人が自分たちが持ち込んだボトルからなみなみとスパークリングワインを注ぎ足してくれた。(前述の通り本来瓶の持ち込みは禁止のはずなのですが、この年はあちらこちらで持ち込んでいる人を見かけました)。

花火はありませんでしたが
各々盛り上がっていました

こうしてみんなと交わす乾杯も一段落してきたのでホテルに戻ることにし、お酒をおすそ分けしてくれた人やブドウがいるか聞いてくれたおばさんなどに挨拶をして広場を後にしようとしたら、そのおばさんも「私達も帰る所だから広場を出るまで一緒に行きましょう」といって私の手を引っ張って誘導してくれた。
そのおかげで無事広場の外まで出ることができた。

広場の外でおばさんたちとお別れし歩いてホテルに戻った。

エル・コルテ・イングレスのイルミネーション
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ホテルの前の通り
12時を過ぎてもまだまだ賑やかです

ホテルに戻ってからはテレビで世界の年越しの風景などを見ながら眠りについた。

旅日記 10日目(2012/01/01)

元日、帰国日だ。
ホテルで朝食を頂いた後は、どこにも出掛けずレイトチェックアウトさせてもらった13時頃まで部屋で過ごした。

その後チェックアウトをしてタクシーを呼んでもらって空港へ向かった。

前回マドリッドから帰国しようとした際にはマドリッド発の飛行機が大幅に遅れて日本へ帰る便に乗り継ぎ出来ず予定の日に帰国できなかったのだけれど、今回はほぼ定刻の出発で無事乗り継ぎ地のミュンヘンに到着し、その後も何も問題なく帰国することが出来た。

この日は一枚も写真を撮っていなかったので
翌年マドリッド空港を利用した際に撮った写真を

今回の旅はこうして振り返ってみるといつもに増して緩い旅といった感じだったけれど、初めてアフリカ大陸へ行ったし(タッチして帰って来ただけといった感じだけれど)今まで知らなかったマドリッドも体験出来てとても楽しかった。
バルでの食事はワクワクするし安いし、本当にスペインという国は旅行しやすい楽しい国だと実感する旅だった。

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旅行から帰ってきて10年近く経ってから書いた文章のため、いつも以上に曖昧なことが多く、誤字脱字も多い長文駄文な旅行記を最後まで読んでくださった皆様
本当にありがとうございます。

よい旅を!

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