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 Northern Europe 2013

旅日記 11日目(2013/06/25)-01

11日目。
この日はアアルトの建物を見学するため、ユヴァスキュラという町へ行く。
ヘルシンキからは列車で3時間半くらいかかる。
事前に予約してあった列車に乗るため、朝食をとらずにホテルを出て、駅の売店でパンを買ってそれを車内で食べることにした。

この日の朝食

直通電車ではなかったので、途中で乗り換えて10時半過ぎにユヴァスキュラ駅に到着した。

駅を出て、少し歩いた所にあるインフォメーションに寄った。
最初にサイナッツァロの役場を見学するためバスで移動する。

これはバス乗り場周辺
何番バスに乗るのか
インフォメーションで教えてもらいました

この役場というのは、ユヴァスキュラ郊外の湖に浮かぶ小さな島サイナッツァロにある。
島といっても本土と橋でつながっているので、役場のすぐ近くまでバスで30分ちょっとで行くことが出来る。(役場だけ見学すると、湖の水辺が見えるようなことはないので、ここが島だという感覚はなかったけれど…。)

アアルト設計のサイナッツァロの役場
1952年
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サイナッツァロの役場機能はユヴァスキュラに統合されたため、現在この建物は役場として使われているのではなく、アアルト財団の分室などとして使われている。

ちょっとだけ外観を見た後、内部を見学することにした。

■サイナッツァロの役場について
内部を見学できる時間が、私達が訪れた頃より短くなっているようです。
最新の情報は下記Webサイトで確認してください。
(時間外に見学したい場合の連絡先なども載っています。)
https://aaltoinfo.com/

外部の階段を上がって2階レベルへ行くと中庭があり、そこにエントランスがある。

この階段を上がります
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2階レベルにある中庭
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エントランス
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中庭を囲う廊下にはレンガのベンチがあり
その下に暖房の放熱板が設置されていて
ベンチにはスリットが設けられている
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レンガの階段を上がります
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上階には議場があります
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屋根を支えるトラス

議場を見学した後、下の階にある事務所に戻って室内を見学していると、アアルト財団の職員の女性が話しかけてきてくれた。
日本から来たと伝えると、「ちょうど今日、この本が日本から送られてきたのよ」とアアルトなどについて書かれた本を見せてくれた。
その本は、夫がこの旅行の前に買った本のうちの1つだったので、「それ持ってますよ」と伝えると、すごく喜んでくれて「私が取材を受けて、ここに私の似顔絵が載っているのよ」と教えてくれた。

記念にその女性の写真も撮らせてもらいましたが
さすがにここに載せるのも悪いかなぁと思うので
その似顔絵とともに取り上げられている
議長が使う木槌の写真を…

この木槌もアアルトがデザインしたものなのだそう
ちなみに、似顔絵 結構似てました

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役場側の見学を終えて中庭に出ます
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中庭から議場部分をみる
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先程中庭に上がってきた石の階段の反対側には
このような階段がある
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この階段、段々になった
植栽のようにも見えますが
上り下りしていい階段だと思います
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この階段の下から見て
奥に見える高い部分が議場
左側は住居部分、右側は図書館

住居部分は、当初従業員の居住施設としてつくられたのだそう。
現在はレジデンスアパートとして利用されている。
また、この中には小さなゲストルームが2部屋あり、旅行者が宿泊できるようになっているのだそう。(シングルルームが2つあって、2階レベルの中庭に面しているそうです。)

この後は、図書館側を見学する。

→ 次も、サイナッツァロ

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