France 2015
旅日記 3日目(2014/12/27)-03
旧港のベルジュ埠頭近くにノーマン・フォスターが手掛けた大きな屋根のようなものがあるというので、旧港沿いの道を歩いて、ベルジュ埠頭へ向かう。
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マルセイユのサンタさんは釣りをしています |
埠頭側に着くと、確かに大きな屋根が見えて、その先に上から吊るされたモノレールのような乗り物が見えた。
前回の旅行の際は、このベルジュ埠頭近くに泊まったので、この辺りは何度も歩いた場所だったのだけれど、その時にはそんな乗り物はなかった。
「マルセイユに、あんなモノレールが出来たんだね」というと、夫が「はぁ?何いってるの?」と意味不明な言葉をしゃべる異星人をみるかのような顔をするので、「ほら、あれ!」と指さし、よく見たら、大屋根が鏡のようになっているので、それにバスが映って、天地が反転して見えただけだった。
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天井に映っている青いバス 下の本物を見なければ
上から吊られているモノレールに見えません?この写真より、ずっと遠い所から見ていたし
離れた場所だったから下の道路は見えなかったし この「屋根」が鏡になっているなんて知らなかったし …と言い訳してみる |
この屋根は、フォスターによる、旧港周辺の整備プロジェクトの1つなのだそう。
l'ombrière Foster + Partners 設計 |
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屋根は薄くて美しい |
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鏡は均一で美しく映ります みんな見上げて写真を撮っていました |
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旧港の整備プロジェクトで こんなものを造ろうと思う その発想がすごい |
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この埠頭のクリスマスマーケットの屋台で買って ヴァン・ショー(ホットワイン)を飲みました
夫は甘過ぎ!と言っていましたが 冬のマルシェといったら、やっぱりヴァン・ショー |
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旧港 天気が悪くて、荒々しい… |
この後は、隈研吾さん設計の美術館を見に行く。
少し離れた場所にあるので、この埠頭にある駅から地下鉄に乗って、途中で乗り換えてJolietteという駅で下車した。駅から美術館は、歩いてすぐだった。
プロヴァンス現代美術センター(FRAC) 隈研吾 設計 |
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Joliette駅から行く場合 上の写真のファサードのほうからではなく
この写真のような後ろ側の側面からアクセスします (だから、また道に迷ったかと不安になりました…) |
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これはもう、いかにも隈さんといった感じの建物でした |
これでマルセイユの現代建築巡りは終わりになる。
2008年にマルセイユへ旅行した際には、これらの建物は全く建っていなかった。(それなので、王道のコルビュジエのユニテを見に行った以外は、どっぷり観光だったのだけれど。)
何故、急にこんなに再開発が進んだかというと、マルセイユは2013年の欧州文化首都というものに選ばれたからなのだそう。
2013年は『マルセイユ・プロヴァンス2013』という名で様々なイベントが開催されていたらしいのだけれど、その特別な1年に向け、マルセイユでは数年かけて大規模な都市開発が行われたということだった。
これは2008年4月の訪問時、空港に掲げてあった マルセイユ・プロヴァンス2013のサイン
2008年に、なんで2013?と思って見ていたのだけれど そんな長きにわたる準備だったんですねー |
この後は、地下鉄に乗って、ホテル近くのサン・シャルル駅へと戻った。
お腹はすいていなかったのだけれど、午後はヴァン・ショーを飲んだだけで何も食べていなかたので、何か甘いケーキのようなものを食べたかった。
カフェを探して入ろうかとも思ったのだけれど、昼間の暴風雨で疲れきってしまっていたので、遠くまで歩くのもいやだったので、駅の近くで見つけたパン屋さんで、甘いパンを食べケーキ替わりにすることにした。
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ということで、甘パン 夫はフルーツタルトでケーキっぽいけど
私はパン・オ・ショコラ お腹が空いていないといいながらも 微妙に腹だまりのよさそうなものを選んでしまう私って… |
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サン・シャルル駅の大階段 2008年には「どっぷり観光した」と書きましたが
この大階段は見ていませんでした 空港からタクシーで旧港近くのホテルに着き
ホテルからは地下鉄でサン・シャルル駅に移動したので
この階段側は全く通らなかったんです |
食後は、ホテルに戻り、早々に寝ることにした。 明日は、ニースへ移動する。
→ 次は、4日目
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