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Portugal 2016

Data : アマレス(ボウロ)のポザーダ

ポザーダ モステイロ デ アマレス(Pousada Mosteiro de Amares)

ブラガから車で30〜40分の所に建つポザーダ。
ポザーダとは、主にお城や貴族の館などの歴史的建造物を利用した国営ホテルだったもので、現在はペスターナというホテルグループが運営しています。

このアマレスのポザーダは、旧シトー会の修道院を利用したもので、ポルトガルの建築家ソウト・デ・モウラ氏が改装を手掛けています。
ソウト・デ・モウラ氏はポルトガルを代表する建築家のアルヴァロ・シザのもとで働いていた方で、独立後、2011年にはプリツカー賞を受賞しているのだそう。

このポザーダの名前ですが、2015年末時点では館内などでもサンタ マリア ドゥ ボウロ(Pousada de santa maria do bouro)という名前で表記されていることが多く、ブラガ駅前のタクシーの運転手さんには「アマレス」のほうでは分かってもらえず、「サンタ・マリア ドゥ ボウロ」という名前で知られていました。

部屋

スタンダード・スイートに宿泊しました。
部屋に入ると横長の廊下があり、廊下にはクローゼット、正面はバスルーム、左側にはベッドルーム、右側にはリビングルームと、独立した部屋になっています。
部屋の広さは十分です。

ベッドルーム
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リビングルーム

冷蔵庫はリビングルームにあります
この写真に写っていますが、さてどこでしょう?

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ここにあります↓
冷蔵庫とは関係ありませんが
よく見たら
このデスクは足がありませんね
壁に直接ついているようです
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デスクの上の絵を見ると
冷蔵庫のマークが描かれていました
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冷蔵庫の扉を開けた状態

絵が扉になっているというか…
冷蔵庫の扉の表面に
絵がくっついています↓

いかにも冷蔵庫というものを
置きたくなかったのでしょうが
これはどうなのかなぁ…
歴史的建造物をこんなにしちゃって
という意見もあるようです

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部屋はオレンジの木が植わった小さな庭に面しています
遠くの山々も見えます
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リビングルームからベッドルームを見るとこんな感じ
廊下の右側がクローゼットで
その裏はバスルームです
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バスルームは左手に洗面台↑
右手にバスタブがあります↓
バスタブの手前右手に少し写っていますが
この位置にトイレとビデが並んで配置されていました
バスルームも広くてゆったりしています

窓がありますが各部屋と同じく
電動のロールスクリーンが付いています

バスローブやスリッパがありました。
バスアメニティはシャンプー・ボディーソープ・ボディクリーム・石鹸などがあり、歯ブラシなどが必要な場合は連絡すれば持っていきますというようなことが書かれた札が置いてありましたが、追加はお願いしなかったので、詳細は不明です。
上の洗面台の写真に写っていますが、バスルームに壁掛け式のドライヤーがありました。

エアコンはベッドルームとリビングルーム、各部屋でオン・オフが出来るようになっています。
リビングルームの扉の上部には開口があり、リビングのエアコンの風が廊下にも流れるようになっているので、各部屋の扉を閉めきっていても廊下も暖房が効いて暖かかったです。

朝食

フロントのある階の奥に併設されたレストランで、ビュッフェの朝食になります。
品数が多いほうではありませんが、ホット・ビュッフェです。

天井が高く
気持ちの良いレストランです
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重厚な花崗岩のテーブルに料理が並んでいます
 

ポザーダ内には上記のレストランへ続く長い廊下の間に、ビリヤード台が置かれた場所や、バーカウンター、暖炉などもあります。
屋外には、小さなプールなどもありました。

バーコーナーと談話スペース
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暖炉には実際に火がともっていました
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修道院の回廊と中庭
私達が泊まった部屋が面していた庭ではありません

今回は、「このポザーダに滞在する」ことを目的に、この小さな村まで行きましたが、1泊ではもったいないくらいの、良い部屋、良いレストランで大満足の滞在になりました。
ソウト・デ・モウラ氏による改装は賛否あるようですが、私個人としてはとても美しく、繊細に改装されていると感じました。

歴史的建造物をそのままの状態で利用したいという方にはお薦めできませんが、きっちりと手を入れた状態で快適に使いたいという方にはお薦めのポザーダです。

■ Pousada Mosteiro de Amares のWebサイト
http://www.pestana.com/en/hotel/pousada-amares
ペスターナ・グループのサイトですサイトです

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