Guangfulin 2023
旅日記 Day1 - 01
上海は中国の中では歴史が浅い街で、東側の大部分はかつては海で、長江の土砂が徐々に堆積し陸地となったのは今から2000年くらい前のことなのだそう。
そのような上海でも西にある松江区は最も歴史のある地域のひとつで上海発祥の地と呼ばれている。 その松江区の広富林で1958年に遺跡が発掘され、その後数回の発掘調査を経て約5000年前の新石器時代後期から明の時代までの遺物が発見された。
このエリアは広富林文化遺跡公園として整備され、2018年にその中心となる博物館がオープンしている。
松江区は大学や外資系の工場が多く建つエリアで、地下鉄とバスでもアクセスすることが出来るので、郊外とはいえ上海中心部から日帰りで楽しめる場所なのだけれど、せっかくなので1泊で出掛けてみることにした。
家の近所でお昼ご飯を食べた後、荷物もあるので地下鉄ではなくタクシーで宿泊予定のホテルへ向かった。 宿泊するのは広富林文化遺跡公園内に建つヒルトンホテルだ。
ホテルは広大な敷地に平屋から3階建ての低層の建物が連なって建っている。
チェックイン後、部屋まで係の人が案内してくれたのだけれど、私達が宿泊する客室は一番端にある棟だったのでロビーがある棟を出て他の宿泊棟を通過してアクセスするようになっていた。
部屋番号も2階だから201といったような振り方ではなかったので、自分たちでは辿り着けなかったかもしれない。(ちょっとおおげさだけれど。)
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宿泊する部屋 すごい所にすごい形のバスタブがあります |
宿泊する部屋はバルコニー付きで湖が見える部屋だった。
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バルコニーからの眺め 目の前は富林湖 その向こうに広富林文化展示館が見えます |
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切妻の屋根だけ見えていますが 水没している訳ではなく
そういうデザインです |
この後はさっそく観光に出掛ける。 タクシーでアクセスしたメインのエントランスから出て、ホテルの敷地の外をぐるりと廻って行かないといけないのかと思っていたのだけれど、レストランが入っている棟から庭に出て少し歩いたところにある門から、直接広富林文化遺跡公園の敷地内に出ることが出来た。
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公園内の通りから見た宿泊する部屋が入った建物 |
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富林照壁 照壁とは目隠しのための独立した壁のこと |
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博物館の建物はとても変な形をしていますが
遺跡と関わりのあるデザインではないようです切妻屋根だけ水上に出ていて
博物館の展示室は水中(地下かな)にあります |
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湖越しに見たホテル |
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最初に公園のメインの施設である水上に建つ博物館、広富林文化展示館を見学する。
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広富林文化展示館 |
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最初に出迎えてくれた 太古の木 |
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遺跡の発掘の様子を再現した展示
展示の中に人が入ってしまっているのかと思いましたが リアルに作られた人形でした |
ここから地下へ進んでいく。
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新石器時代から近代まで 順を追って様々な展示がありました |
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こちらは石器時代 |
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これは何時代だったかな… |
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こちらは明代から清代 |
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この辺りの展示の蝋人形が 本当によく出来ていました |
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最後は近代の文化などの展示 さすがにこの手前の人達は
蝋人形ではなく見学者です |
地階に入ってしまうと、特に水中にあるようなことを感じさせるデザインではなかったけれど、展示は松江区の歴史を順を追って知ることが出来るようになっていて面白かった。
遺跡から出土した土器なども展示されていたのだけれど、私が歴史に疎いからかそれらの遺物よりも超リアルな蝋人形が印象に残ってしまったけれど、意外としっかりと楽しめた。
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エスカレーターで地上に戻ります |
これでこの旅のメインの場所の見学を終えたので(まだ広富林に着いてそんなに時間が経っていないけれど)、お茶をして休憩することにした。
→ 次は、ちょっと休憩
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