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 Henan 2023

鄭州・洛陽 旅日記 Day1 - 01

中国の秋には国慶節という大型連休があるのだけれど、この年は旧暦の8月15日に行われる中秋節が9月29日と遅く、国慶節とつながり通常より長い休暇が取れることになっていた。

私達にとってこれが上海から旅する最後の旅行になるので、どこに行こうか迷ったのだけれど、大型連休はとにかく混雑すると思うので超有名観光地は避け、あまり無理はせず中国四大古都(北京・西安・南京・洛陽)で唯一行ったことのない洛陽へ行ってみることにした。

中秋節の夜の月

洛陽は上海から結構遠くて飛行機での移動が無難なようだった。
そして洛陽市内の空港を発着する飛行機の便はほとんどなく、洛陽市のある河南省の省都である鄭州が空の主な玄関口となるようだった。

遠いのは分かったけれど私は飛行機が苦手でなるべく乗りたくないので、せめて行きは上海から高速鉄道を利用し途中の都市を観光した後、そこからまた高速鉄道で洛陽へ行き、洛陽を見学した後は鄭州へ移動し観光し帰りだけは(渋々)飛行機で上海に戻るというプランをたてた。

行きは高速鉄道といっても、やはり上海-鄭州間は遠すぎて気が遠くなるほど高速鉄道に乗らないといけないので、その間にある都市に2泊くらいしながら洛陽に向かいたいと考えルートを検討することにした。
するとちょうど中間地点くらいに上海から高速鉄道で乗り換えなしで行ける都市があり、そこからまた乗り換えなしで洛陽まで行けるという私にとって最高の都市が見つかり(単純に路線図に大文字で書いてあっただけなのだけれど)、その都市もそれなりに観光するものがあるようなので、そこで2泊するというプランに決定した。

話が長くなるので今まで行ったことのある
中国四大古都の写真を載せます

まずは北京↓

北京には2度乗り継ぎで1泊しただけなので、古都らしい場所にはほとんど行っていないのですが…。
2018年に行った故宮

高速鉄道のチケットは14日前から発売開始となるのだけれど(2023年時点)、旅行会社のアプリを通すともっと前から予約が出来るようだったので、「上海-中間の都市」「中間の都市-洛陽」「洛陽-鄭州」という3つのチケットの予約をいれておき、帰りの飛行機やホテルの予約を済ませた。
後は高速鉄道のチケットが発売になるのを待つだけとなっていた。

しかしいざ出発日のチケット発売の日になると、アプリには「購入出来ませんでした」と表示されたのだ。深く考えず「予約完了=購入できる」と思い込んでいたのだけれど、そんな甘いものではなかったのだ。
慌てて他のアプリなどでも探したけれど、当然購入出来る訳がない。
一日くらい出発をずらしてみたけれど、それでも全く無理そうだった。
そして次の区間の移動もまた、発売日になると「購入できませんでした」という表示になっていたのだ。

中国の大型連休の怖さがまだまだ分かっていなかったようだ。

続いて西安↓
2023年春に訪れた兵馬俑

このままではどうしようもないので、上海からの高速鉄道の移動と途中の都市を諦め、まだ往路の飛行機に空席はあったので、上海から鄭州まで飛行機で移動し「途中の都市」でするはずだった2泊は鄭州に泊まることにし、鉄道で洛陽へ移動、また鄭州に戻って飛行機で帰るというプランに変更することにした。(泣く泣く往復とも飛行機。)
これだと既に予約してしまっている途中の都市のホテルをキャンセルして、鄭州のホテルに変更するという手間だけ済むし、幸いそのホテルは直前までキャンセル無料のプランで予約していたし、鉄道はどの経路も購入できていなかったのでキャンセル料もかからない。

鄭州-洛陽間は高速鉄道でなくても移動できそうな距離だったので、とりあえず行きの飛行機のチケットの購入とホテルの変更を済ませ、あとは途中の移動も高速鉄道に乗れたらいいなぁという感じで時間があればアプリをチェックしていたら、鄭州-洛陽の往復とも高速鉄道のチケットを購入することが出来た。

こうしてやっとこの大型連休の旅行プランが確定した。

最後に南京↓
南京もほとんど古都らしい所へ行っていないのですが
2023年初夏に見た南京の城壁

後から取れた鄭州ー洛陽間のチケットは臨時便が運行されることになったため、ずっと「空席なし」だったものが突然大量の空席が出て予約することが出来ていた。
そのことから考えると、諦めた最初の経路もギリギリまで粘ったら取れたのかもしれないけれど、案外キュッとまとまった良いプランになった気がするので、これはこれで良かったと思っている。
ということで中国最後の旅は「がっつり河南省(Henan)の旅」となった。

河南省は黄河の中下流域の平原(中原と呼ばれる地域)の中心地になり、歴史ある中国の中でも特に重要な歴史ある地域なのだそう。
中国の歴史に全く詳しくない私はこれまで「鄭州市」を全く意識したことがなかったけれど、近年は歴史的に重要な首都が置かれていた場所として挙げられる都市が4つから8つに増え「中国八大古都」と呼ばれるようになっていて、その中には鄭州も含まれているのだ。

こうして無事迎えた出発日。
お昼過ぎの便で鄭州へ向かう。
タクシーで上海虹橋空港へ向かった。

まずは虹橋空港で昼食
利用したターミナルにはプライオリティパスで使えるラウンジがなかったのでハンバーガー屋さんでがっつり昼食。
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食事をしていた席から飛行機が見えました

今回は上海航空を利用する。
ほぼ時刻通り搭乗となり虹橋空港を出発した。
上海から鄭州までは2時間近くかかる。

上海航空の飛行機には以前も乗ったことがあるような気もするのですが、エコノミークラスとはいえ座席間隔が狭くて驚きました。

日系の航空会社の飛行機もかつては狭かったような気がしますが、今はエコノミーでも結構ゆったりしていますよね。

 
前に乗った時は機内で食べ物は配られなかったような記憶があるのですが、今回は中秋節なので月餅が配られました。
中秋節には月餅を食べる慣わしがあります。

飛行機はその後、鄭州の新鄭国際空港に到着した。
飛行機に乗る前は毎回憂鬱になるのだけれど、実際乗ってみると案外揺れないし、長時間での移動よりは絶対に楽なはずだし、そろそろ苦手意識を払拭したいのだけれど、ちょっとでも揺れると怖くて緊張してしまうので、やはりなかなか慣れることができないのだ。

空港からはタクシーでホテルに向かった。

今回鄭州には洛陽を挟んで合計5泊するのだけれど、せっかくなので鄭州の前半と後半は違うホテルに泊まることにしていた。
前半はJWマリオット・ホテル 鄭州に2泊する。
まだ「途中の都市」に寄るというプランでこの旅行の計画をしていた段階で、夫が鄭州で泊まるホテルとして候補に挙げ、後半に泊まることにしているホテルに僅差で負けて次点となっていたホテルなのだそう。

このホテルは大規模な新都市開発が行われた鄭東地区にあるのだけれど、この開発のマスタープランとそこにあるCBD(中央商務区)の設計を黒川紀章氏が担当している。黒川さんの展覧会かメタボリズム展でその模型や図面を見たことがあるのだと思う。(似たような都市開発が多いので、もしかしたら違う都市だったかもしれないけれど。)

そのCBDにそびえたつ高さ280メートルの高層ビルが今回宿泊するホテルだ。
この建物はアメリカの設計事務所SOMが設計している。

ホテルは人工の湖に面しているのだけれど、ホテルのエントランスでタクシーを降りると、ホテルの前や湖の周りにはたくさんの人が集まっていた。
フロントでチェックインをする際、今日は湖で何かイベントがあるのか聞いてみたら「特に何もないと思う、いつもあのくらい集まっている」という答えが返ってきた。

フロントのあるロビー階は38階にありました
明るく開放的です
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ホテルでも月餅を頂きました。
ホテルの名前入りの箱がさらに袋に入っていて飛行機で頂いたものより高級感漂ってます。
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JWマリオットのマークが入った月餅でした

中秋節には月餅を贈りあう慣習もあります

チェックインの手続きを済ませたので部屋に向かう。

→ 次は、ホテルの部屋

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