Shanghai 2007

旅日記 2日目(2007/05/01)-10

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さすがに次の候補店はなかったので、近くのお店に適当に入ることにし、先程のお店から少し歩いた所にある、程ほどにお客さんが入っているお店に入ることに決めた。

そのお店では、何故か鍋がお薦めと書いてあったので、そのお薦めの鍋と、野菜が食べたかったので、野菜炒めとビールを注文した。

前日入ったお店では、ビールと注文したら「日本のビールでいい?」と聞かれ、ついつい「Yes」と答えてしまったせいで、常温のビールを飲むはめになってしまったので、今回は注文する際にビールとだけ言うのではなく「青島ビール」と指定して注文した。
そのおかげか、出てきたビールは、キンキンではなかったけれど、まぁまぁ冷えていておいしかった。

少しして運ばれてきた鍋は、かなり辛い味付けだった。

夫は、嫌いじゃない味だと言っていたけれど、辛いものの苦手な私には、かなり厳しい辛さで、飲み物がビールだけでは舌が麻痺しそうだったので、店内にポスターがたくさん貼られていた『凉茶』というものを頼んでみることにした。

そうして運ばれてきた『凉茶』は、甘かった。
そういえば、海外で飲む冷たいお茶って甘いことが多いよねーとその時点で思い出したのだけれど、この王老吉という名前の缶ジュースも力いっぱい甘かった。
とはいえ、辛い鍋を食べて口から火を吹きそうになっていたので、適度に冷えた飲み物は心地よかった。

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その後も、いろいろなところでこのお茶のポスターを見たけれど、今上海でイチオシの飲み物なのだろうか。

このお店のテーブルは、布のテーブルクロスの上に、薄くてシャカシャカ音がするようなビニール(スーパーのレジ台に置いてあるような厚さのもの)が被せてあった。

... 日本でも、(もうちょっと厚手だけれど)汚れ防止のビニールをかけているお店もあるので、そういった類のものなんだろうと思っていたのだけれど、私たちの隣のテーブルの人達が食事を終えて出ていき、店員さんが片付けをしているのを見ていたら、鍋などの大きな食器を運んだ後、取り皿などの食器や空き缶などがまだテーブルにのったままの状態で、そのビニールの四隅を手で持って、風呂敷包みのようにして、テーブルの上のものを一気に片付けていた。
ガラガラガシャーンッと、すごい音がしていたけれど、ビールのコップなどもプラスチックの使い捨てのカップだったので特に割れるものもないのだろう。
片付けが終わったら、またその薄いビニールをテーブルにかけて、四隅を洗濯バサミで留めてセットしていた。

この薄いビニールのテーブルクロスの上掛けは、テーブルクロスの汚れも防止するだけではないのだ。なんとも乱暴だけれど、とても効率的な片付け方法だと感心してしまった。
日本では、さすがにちょっと無理だろうけど…。
そんな状況に感心しつつ、夫もビールを1杯追加、私も缶ジュースを1本追加して頼んで、食事を終えた。
この後は、近くにある人民公園方面へ歩いていくことにした。

→次は、公園へ


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