France 2008

旅日記 3日目(2008/04/28)-04

... この後は、ニームのもうひとつの有名な建築物であるメゾン・カレに向かった。
メゾン・カレというのは、古代ローマ神殿のことだった。

メゾン・カレに向かう途中、夫は、「騙したわけではないけど、“偶然”メゾン・カレの横には、フォスター設計のカレ・ダールっていう建物が建っているんだよねー。普通の美術館だし、ついでだからカレ・ダールも見学しようね。」と苦しい言い訳をしていた。
それはどう聞いても取ってつけた言い訳で、夫にとっては、カレ・ダールの横に“偶然”メゾン・カレが建っているといった感じなのだろう。(っていうか全く偶然じゃないし。)

ついでに見るのは、カレ・ダールではなくメゾン・カレのほうだと思う。間違いなく。

こうして歩いているうちに、ポツリポツリと雨が降り出してしまった。
傘はスーツケースに入れたままで持ってくるのを忘れてしまっていたので、小走りで、メゾン・カレのほうに向かい、迷うことなく、カレ・ダールへと直行した。

が。
カレ・ダールは思いっきり閉館していた。
最初、まだ開館時間前かなぁ・・・などと話していたのだけれど、少しして夫が「あっ!!今日は月曜日じゃん!!」と気付いていた。
美術館などが入ったこの建物は、月曜日が休館日だったのだ。

カレ・ダールのファサード

事前に調べていた時には、ちゃんとそのことも把握していて、あえてニームには他の曜日に行くことにしていたのに、朝のドタバタですっかりそのことを忘れてしまって、急遽、この月曜日にニームに行くことに変更してしまったのだそうだ。(きっと、ニームに現代建築があることを隠していた天罰だと思う。)

夫は、(ちょっとオーバーだけれど)力なくその場に座り込んでしまうんじゃないかと思うくらい落胆していたのだけれど、その間にも、どんどん雨が強くなってきてしまったので、とりあえず、近くのカフェで雨宿りをすることにした。

...

右の写真は、円形闘技場の上からみたマタドールの銅像(の後ろ姿)↑

少しすると雨がやんだようだったので、もう一度、カレ・ダールへ行って、外回りだけ見てあるくことにした。

→ 次はカレ・ダール(の外観)を見学


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