France 2008

旅日記 3日目(2008/04/28)-03

... あまりのバタバタで列車に乗ってからしばらくは、酸素不足で、会話も出来ないくらいだった。
少し落ち着いてきたので、アヴィニヨン・サントル駅についてからの騒動を最初から振り返ったのだけれど、全てがツッコミどころ満載というか間違いまくりで、笑いが止まらなかった。
当初、ニームまでは列車で行く予定ではなかったので所要時間を知らなかったのだけれど、ニームまでは、約30分の距離だった。

ニームの駅で、一応帰りの時刻表をメモした後、歩いて街の中心地へ向かった。
駅前からまっすぐの道を進んでいくと、シャルル・ド・ゴール広場に出た。

シャルル・ド・ゴール広場から見た円形闘技場
どよ〜んとした、今にも雨が降りそうな空

この日、ちょっとだけ喉がイガイガしていたので、広場に面した薬局でのど飴を買って、その横にあったサント・ベルベテュ教会を見学したのち、円形闘技場へと向かった。

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サント・ベルベテュ教会

裁判所・・・だったかな

ニームは、フランスの中のローマと呼ばれる程、古代ローマ遺跡が多く残る町なのだそうだ。
そのフランスの中のローマの一番の見所といえるのが、円形闘技場だった。
現存するローマ闘技場の中で、規模は中程度ということなのだけれど、保存状態の良さは世界一と言われているのだそうだ。
さっそくチケットを購入し(少し遠くにある、ニームのもうひとつの見所である塔との共通券もあったのだけれど、そこに行く時間はないと夫が言うので、闘技場のみのチケットを購入)、中へと入った。

この円形闘技場は剣奴や猛獣の闘いの場として紀元1世紀の建設されたもので、建物は2段に分かれている。
その後、5世紀ごろには要塞として使われた後、中世では貧者の収容所として利用され、闘技場の中に住居や礼拝堂が建てられていたらしい。
19世紀になって、修復が行なわれ闘牛が行なわれるようになり、現在でも、闘牛の他、コンサートなどのイベントで使われているのだそうだ。(着脱可能なドーム屋根が設計されたため、一年中使えるイベントホールとして利用されている。)

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上:闘技場は、最長直径が133mの楕円形をしている
下:建物外周の通路(観客席の下部)

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