Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-04

... エリチェ側のフニビア乗り場は、街の入口にあるトラーパニ門の近くだった。
門の外には、大きな駐車場があって、乗用車の他、大型の観光バスが数台停まっていた。

今回泊まるホテルは、ホテルのWebサイトから申し込んでいたのだけれど、地図を印刷してくるのを忘れ、ホテルがどこにあるのか分らなかった。
とりあえず、その駐車場にあったエリチェの案内板のようなものを見たのだけれど、ホテルなどの記載はなかった。
でも、まぁ街中に行ってみたら何とかなるだろう、と前向き思考

で、緩やかな上り坂を進み、トラーパニ門からエリチェへの街中へと入ってみることにした。

門を入った所から、美しいパターンの石畳の道が続いていた。
とりあえずその道を上がっていくと、それ程歩かないうちに、この道沿いに私達が泊まるホテルの看板を発見した。ホテルはこの門から続く通り沿いに建っていたのだ。
この日は、パレルモを出発してからずっと、中途半端な情報だけを手に「なんとかなるさ」精神で突き進んできたのだけれど、珍しく強烈に運がいい日だったようで、ほとんどロスタイムなしで、無事ホテルまでたどり着くことが出来た。

ホテルに入ってチェックインをしようとしたら、「昨日は大晦日で満室だったので、まだ掃除が終わっていないので、40分後にきてください」と言われた。
預ける荷物もなかったので、そのまま昼食をとりに街中散歩へ出ることにし、ホテルの人に、「お薦めのレストランはありますか?」と聞くと、「どこも同じくらいだ」という返事が返ってきたので、「えええ?そうなの?」思いつつも、そう言いきられてしまったのだから、とりあえず、ホテルの前の道を上がっていってみることにした。

.....

P.za Umbertoのツリー ↑
黄色とオレンジの布が結んであった

←ヴィットリオ・エマヌエーレ通り

この道を道なりに歩いていくと、広場に出た。
今歩いて来た道沿いにも、いくつか開いているレストランがあったのだけれど、なかなか、ここだ!という確信が持てず、さらに広場を起点にぐるぐると回ってみたのだけれど、結局、どこも決め手に欠けるような気がした。(←ホテルの人の「どこも同じ…」という言葉のマジック?)

しばらく、ぐるぐる歩いてみたのだけれど、エリチェの街は、標高も高い上、今日は風が強かったので、今までにない寒さだった。
シチリアに着いてからずっと、冬の気温ではあったけれど、夜でも10度以上は気温があって、凍える程寒いということは全くなかったし、トラーパニで真夏のような陽射しに当ったばかりだったので、あまりの寒さに限界を迎え、強く惹かれるものがないまま、中の様子も全く分らないまま、適当に路地に面したレストランに入ってみることにした。

→ 次は、昼食


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