Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-05

... お店に入ると、その階はガラスのショーケースが置いてあって総菜屋さんかバールのような感じになっていた。そこは狭くて、テーブルなどはなく、薄暗くて、営業しているのか、していないのか分らなかったけれど、お店の関係の人なのかお客さんなのかも分らない女性が一人、立ってコーヒーを飲んでいた。
あれれ…大丈夫か?と不安になったのだけれど、奥から別の人が出てきて2階へ上がるように言われた。
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お店の2階は広く、たくさんのテーブルが置かれていたけれど、お客さんは誰もいなかった。
2階にいた係りのおじさんに、好きな席に座ってと言われたので、思いっきり勇気を出して、ど真ん中の席に座ってみることにした。

お料理は、前菜の盛り合わせと、イワシのパスタと、せっかく山に来ているのだから肉を食べたいと思い、セコンドではソーセージ(サルシッチャ)を注文した。

最初に運ばれてきたワインを飲みながら待っていると、前菜の盛り合わせが運ばれてきた。
パレルモのアンティパストのブッフェに並んでいたものとは、違う種類のものが多かったのだけれど、味は普通だった。
その中にサラミがあったのだけれど、サラミの廻りについているビニールごとスライスし、そのままお皿に盛り付けてあったので、夫がちょっとムッとしていた。
こういうことは、どこの国でだったかは思い出せないけど、1,2回経験したことがあると思うのだけれど、なんとな〜くマイナスイメージだ。

その後に運ばれてきたイワシのパスタは、ソースはおいしかった。
しかし、パスタの名前は忘れてしまったのだけれど、ねじってあるロングパスタで、ソースはよくからむのだけれど、ちょっとアルデンテではなかった。
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チーズはおいしかった

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巻髪風(?)パスタ

そんな感じで、料理は不味いとまではいかないけれど満足感はなく、何より、広いフロアに客は私達二人だけで、居心地も悪かった。
店員さんは、フロアにあったテレビで放送している、『ライオンの生態』のようなものを、ものすごく真剣に見ていた。私達をジロジロ見ていたら悪いと思って、真剣に見ているフリをしていたのかもしれないけれど、夫は、あの番組のどこにあれだけ惹きつけられているんだろう?と不思議がっていた。

気を取り直して、セコンドの付け合せにグリーンサラダを追加したのだけれど、運ばれてきたそれは、『レタス』単品だった。確かにグリーンだけれど…。
セコンドで頼んだサルシッチャは、そのままドーンとサルシッチャだったけれど、これはまぁまぁおいしかった。
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ある意味、勇気のある皿

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これは(は?)おいしかった

結局、いまいち満足できなかったけれど、36ユーロと比較的安めだったので、まぁ納得してお店を後にすることにした。

→ 次はホテルに戻ります


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