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France+Spain 2009

旅日記 1日目(2008/12/26)-01

今回の旅は、2年前に初めて行ったサン・セバスティアンに再訪したいということで行程を組み始めた旅行だった。
そして旅費を少しでも節約するため、ためていたANAのマイルを商品券に替えて航空券代の一部に充てることにした。
そうなると他社便を含んではいけない(コードシェア便は可)ということなので、往路は成田→パリの直行便、復路はマドリッド→フランクフルトのコードシェア便に乗って、乗り継いでフランクフルト→成田というチケットを手配した。

しかしパリからサン・セバスティアンは遠い。
さすがに陸路では時間がかかり過ぎるので、エールフランスのWebサイトで『安い料金で行くことが出来るフランス南西部の都市』をさがすと、乗り継ぎ時間がちょうど良さそうなボルドー行きの便のチケットが、1人分1万円弱であったので、パリから当日に乗り継ぎをしてボルドーへ行くことに決めた。

成田空港のクリスマスツリー

ということで、まずはパリへ向かう。

この1つ前の旅行でも別に手配したエールフランスの便にパリで乗り継ぎをしていたのだけれど、その時と同じく乗り継ぎのエールフランスの分は出発前にネットでチェックインをしてチケットは紙に印刷しておいた。

成田空港でパリまでの飛行機のチェックインをする際に、最終目的地はボルドーだと伝えて預けた荷物はパリでピックアップすることなくボルドーまで通しで運んでもらえるように手続きしてもらった。

機内から見た夕焼け

飛行機はほぼ定刻にパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
ANAからエールフランスへの乗り継ぎなので、ターミナル1から2へ移動した。
乗り継ぎ時間は2時間みていたのでちょうど良かった。(今回荷物を通しで運んでもらえたし、日本からの到着も遅れなかったので良かったけれど、別に手配したチケットの場合遅延の際の保障はなさそうなので2時間より長くみたほうが安心かも。)

とりあえず
今回は無事乗り継ぎできました

乗り継ぎの飛行機は搭乗後に「メキシコからの乗り継ぎのお客さんが遅れているので出発が遅れる」というアナウンスがあった。
待ってもらえなかったことがある身としては、このアナウンスを聞く度に「どの程度の遅れまで待ってもらえるんだろう?待ってもらえる人は航空会社への貢献度が高いクラスの人たちなんだろうか」と考えてしまうのだけれど…。そしてこの後の旅で自分達は走って間に合ったけれど荷物が載っていなかったということが2回もあったので、このメキシコからのお客さんの荷物は載っていたのかも気になるところ。
まぁとにかくその後、無事に遅れていたお客さんが搭乗し離陸となった。

機内では無料での飲み物とスナックのサービスがあった。(2008年12月時点)
スナックはクラッカーかクッキーということだったので、二人ともクラッカーをいただいた。

クラッカーと説明されたものはタラッリーニでした

飛行機は少し遅れてボルドー・メリニャック空港に到着した。

ボルドー・メリニャック空港
荷物のターンテーブルには
巨大なワインボトルが置かれています

成田で預けた私たちの荷物も
無事届きました

空港からタクシーでホテルへ向かった。

この日から2泊するのはリージェント・グランド・ホテル。
部屋はゆったりとしているし、トイレも部屋に入ってすぐの廊下に面して独立して配置されていて使いやすそうな部屋だった。

ヨーロッパのホテルらしい内装です
.
バスタブありです

この後は夕飯を食べに出掛ける。(この頃私達は若かった。…いや既に若くはなかったけれどまだ旅に対して貪欲でした。今はもう到着日はどこにも出かけずホテルで寝てしまうことが多いです。)

ホテルのファサードは
美しくライトアップされています
.
通りもクリスマスのイルミネーションで彩られています
.

外はものすごく寒かったので、わき目もふらずに調べてきてあったお店に直行した。
しかしそのお店を外から見るとお客さんが一組もいないように見えたので入る勇気が出なかった。(もう21時過ぎていて時間が遅かったからかも。)

それなのでそこに入るのは諦めて近くにあった雰囲気の良さそうな外観のお店に入ってみたら、お店の中はカレーの香りで満たされていた。
扉を開けた瞬間に気が付いたけれど、思いっきりインド料理のお店だった。(外の看板をちゃんとみなかったので入るまで分からなかったんです…。外観はエスニック感はなくてフランス料理風だったのですが…。)

私はもう寒いし遅いし初日がインド料理でも構わないと思ったのだけれど、夫は諦めきれなかったようでお店の人に申し訳ないけれど「間違えました」と謝って外に出ることにした。(日本でならインド料理店に良く行くので嫌いな訳ではないのですが。今なら欧州旅行の最初の食事がケバブなんてこともあるのだけれど、こんな時間にわざわざ食べに出たのだから…というのが大きかったと思う。)

その後はもう失敗したくないので、夫が調べて来てあったお店の中で、この時間帯に食べるのにちょうど良さそうなお店に決め、ちょっと離れた所だったけれど地図をみながら向かった。

なんとか迷わず辿り着けたレストランは、カジュアルな良い雰囲気の南西フランス料理のお店だった。

普段は ほぼ白ワインしか飲みませんが
初ボルドーなので赤のハーフボトルを注文
.
「南西フランスの名物料理をワンプレートに載せて」
というものを注文
郷土料理を満喫できました

他にもう1品頼んだはずなのだけれど
写真を撮り忘れていたので
何だったか思い出せません…

.
お腹一杯になったので
食後はコーヒーだけ注文

諦めなかっただけあって良い夕食になった。

食後は歩いてホテルに戻る。

全景が入りませんでしたが
美しくライトアップされた18世紀に建てられた建物

この建物の前はブルス広場で
ここには「水の鏡(ミロワール・ドー)」
と呼ばれる水盤があり
霧が数分おきに噴出され それが水となって溜まり
水面にはライトアップされた建物が
幻想的に映し出されていました

寒すぎてちゃんとした写真を撮れませんでしたが
本当に美しかったです

この帰り道、夫が犬の落とし物を踏むというハプニングがあった。
犬というより馬のものかな?という規模のものを大胆に踏みつけてしまっていた。
フランスは通りに「犬の落とし物」が落ちていることが多い気がするのだけれど、さすがにあの規模のものを踏むというのはなかなかないことで、夫はとても哀しそうだった。(かなりの大きさだったため滑って転ぶ可能性もあったので、そうならなかっただけ良かったと自分をなぐさめていたけれど。)

念入りに靴の裏からこそげ落としてホテルに戻ったけれど、泊まっているホテルの部屋には、部屋に入って短い廊下のようなスペースがあり扉があってベッドルームになっていたので、夫の靴はベッドルームの外の廊下のような部分に置いて寝ることにした。(トイレはこの廊下から入る位置にあったので、トイレに行く度にその放置されている靴が目に入って、また哀しそうな顔をしていた。)

置き去りにされた靴

ちなみに、この翌年は良い一年になったので、この後は年末年始の旅で犬の〇ンを踏むと良いことがあると考えるようになった。(って、その翌年の旅でもまた踏んだんです。今度は普通サイズでしたが。)

こんなまとめになってしまったけれど、1日目は無事に終了。
明日は一日ボルドーで過ごす。

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