TOP行程表

France+Spain 2009

旅日記 8日目(2009/01/02)-03

マドリッドからフランクフルトまでの飛行機は、マドリッドの空港の滑走路が1つしか使えなかったため(管制の問題ということだったのだけれどストだったのかな?)定刻より2時間以上遅れて離陸となった。(3時間くらいだったかも。)

こんな機内食が出る便でした
お昼を食べてから かなり時間が経っていたので
ありがたくいただきました

飛行中「本日は出発が大幅に遅れたので以下の便は乗り継ぎが出来ません」というアナウンスが入って、〇〇行き、××行き、▲▲行きと永遠と行先がアナウンスされ当然私達が乗る予定だった成田行きの飛行機も入っていた。
もう諦めていたので、はいそうでしょうねといった気分だった。
「乗り継ぎが出来るのは以下の便です」と名前があげられたのはシンガポールだけだった。

私達の隣に座っていたダンディなおじさんも乗り継ぎできない便だったらしく、その行先がアナウンスされた時には「ウフォッ」と声をあげて笑っていた。

乗り継ぎ出来なくなってしまった人は、飛行機を降りた後乗り継ぎカウンターで手続きをするようにというアナウンスが入ると、少し前の席に座っていたおばさんが立ち上がって「ようこそ!ドイツはどこもかしこもいい所よ!」と大喜びしていた。
本当に喜んでいたかどうかは分からないけれど、機内が明るい雰囲気になって良かったかもしれない。

こうしてやっとフランクフルト空港に到着した。
飛行機がまだ誘導路を走行している時に、ダッシュで出口に向かった東洋人がいたので、シンガポール行きの人だったのかもしれない。

その後、多くの乗客が立ち上がって棚から荷物を下ろし始めていたのだけれど、前の方にいたおじさんが「シンガポール行きの人を先に降ろしてやれー!」と大きな声をあげていた。
その声を聞いて、私達の斜め前にいた女性が「あなたたちシンガポールに乗り継ぎじゃないの?」と声をかけてくれた。
ちょっとした一体感があって面白かった。

話が長くなるので関係ない写真ですが
泊ったホテルに飾ってあった
クリスマス仕様の…リンゴかな?

飛行機を降りた後、手続きのため乗り継ぎカウンターへ行くと、明日のお昼のルフトハンザの飛行機に振り替えてくれて、席はちゃんと並び席にしてくれてあった。

計画では日本に土曜日に帰国し、翌日じっくり休んで月曜日から仕事というスケジュールだったのけれど日曜日着になってしまった。
でも年末年始の混んでいる時期に、次の日の便が取れ仕事を休まなくて済んだだけでもありがたい。(夫曰く、時差ボケに苦しむ間もなく翌日から仕事というのも悪くはなかったとのこと。もちろん一日のんびり休めるほうがいいのでしょうけど。)

他にこの日のホテルも手配してくれてあって、ホテルでの夕食と明日の朝食も付けてくれてあった。それらの料金は航空会社が負担してくれる。
これは2年前の日本発の便が遅れて乗り継げなかった時と同じ対応だった。

ただ前回と違うのは、預けたスーツケースは受け取らず、このままホテルに向かうように言われたことだ。
そんなことがあるとは思ってもいなかったので「出して欲しい」とお願いしたのだけれど、出してもいいけど乗り継ぎレーンに乗っているから出すとしたら2時間はかかると言われてしまったので、もう22時近くだったので荷物は諦めることにした。

その係の人が「バゲージクレイムに寄ってオーバーナイトキットを受け取っていくといいよ」と言ってくれたのだけれど、今まで一度も触れ合ったこともない言葉だったため聞き取れず聞き返したら、振り替え便などを印刷した紙に「Over night Kit」と書いてくれた。1泊用のグッズがセットされたものとのことだった。

オーバーナイトキットの中身
女性用です
.
こちらは男性用

正直いって過不足ありといった印象です
歯ブラシなどホテルのアメニティとも重複するし
あって良かったのはパジャマとして着た
Tシャツくらいでしょうか
ペラペラのスケスケでしたが

ちなみに、この1年半後に今度はロストバゲージで
同じスターアライアンスの
オーバーナイトキットのお世話になりました…トホホ

いただけるだけありがたいと思わないとダメですね

バゲージクレイムで並んでいるときに、背後を先程手続きしてくれた係の人が私達に声をかけて通り過ぎていったのだけれど、彼は自転車に乗っていた。
不思議な光景だったけれど、フランクフルトの空港は広いので、屋内も自転車で移動するようになっているようだった。
空港内の移動ではセグウェイを見ることもあるけれど、自転車が一番簡単で良いのかもしれない。

その後オーバーナイトキットを手に入れたので、ホテル行きのシャトルバス乗り場へと向かった。
バスは近くのホテルを巡回するのではなく、私達が手配してもらったホテル専用のバスだったのだけれど、飛行機で隣の席だったダンディなおじさんも、ドイツはいいところよと言っていたおばさんも、シンガポールの人を先に降ろしてやれといっていたおじさんもみんなそのバス乗り場に集まっていた。
みんな乗り継ぎ出来ないグループだったし、同じホテルを手配してもらっていたのだ。(契約とかの都合もあるのでしょうけどそんなに空室があったのね…。)

少し待つとシャトルバスが来たので、それに乗ってホテルへと向かった。

ホテルへ行くシャトルバス
手配してくれたホテルはInterCity Hotelでした
空港からやや遠く感じましたが
シャトルバスがあるので便利です

ホテルに着いたのでチェックインの手続きをした。

空港で手配してもらった際に、一人部屋を2つか二人部屋を1つか聞かれたので二人部屋を選んだのだけれど、ツインかダブルかの詳細な希望はホテルで伝えるように言われていたので、フロントでツインルームがいいとお願いすると希望通りの部屋を用意してもらえた。

あとは航空会社が付けてくれた、この日の夕食用の食事券をもらい、朝食の際には部屋のカードキーを使うのだと説明された。

荷物もないので、部屋に向かう前に先に夕食にすることにした。
夕食はレストランでのブッフェだった。

味はまぁあれですが
ブッフェなので良かったです

ブッフェで食事を済ませた後は部屋に向かった。

部屋はまぁまぁ広くて
ベッドもまぁまぁゆったりしていました
バスタブはありませんでした

部屋に着いてから、予定の日に日本に戻れないことを電話で実家に伝えようと思ったのだけれど、部屋の電話からは国際電話がかけられなかったので、フロント階へ行って公衆電話から電話をした。(2009年時点/この頃は旅行に携帯電話を持って行っていなかったんです…。)

その後は、もう遅い時間なのでシャワーを浴びて寝ることにした。

オーバーナイトキットに入っていたTシャツは白でペラペラでスケスケだったので、何かあって急に夜中にホテルの部屋から出ないといけないことになったらどうしよう…とは思ったけれど、それをパジャマにして寝ることにした。

空港で待ってスーツケースを出してもらったとしても、この夜に着替える未使用の下着はもうなかったし、私は飛行機に乗る際は究極の楽ちん服と決めているので、明日別の服に着替えることもない。結局、スーツケースの荷物がなくて不便だったのはパジャマがないことくらいだった。(辛うじて替わりのTシャツはあったので不便というか不安?下はパンイチですし。)
歯ブラシと歯磨き粉や化粧水などは手荷物として持っていたので、あとはコンディショナーがあれば良かったなとは思ったのだけれど(ホテルにあったのはリンスインシャンプーでもなくシャンプーのみだったと思う)、まぁ一晩くらいコンディショナーを使わなくても、明日も帰国するだけなのでそんなに問題はなかった。

旅日記 9日目(2009/01/03)

そんなハプニングで帰国便に乗り継ぎ出来ず、フランクフルトで迎えることとなった9日目の朝。
スケスケのTシャツで部屋から飛び出ることもなく無事に迎えることが出来た。

昨日の洋服に着替え、朝食会場へ向かう。
朝食会場の入口は自動改札のようになっていて、部屋のカードキーを通して入場した。朝食もブッフェだった。

もうすっかり旅は終わった気分だったからか
朝食の写真を撮り忘れました
これは部屋からの眺め

その後チェックアウトをして空港に向かう。
チェックアウトの際にフロントでプラスチック製のコインのようなものが手渡され、それが空港行きのシャトルバスに乗る際に必要になるのだということだった。

もう本当にこの日は写真を撮っていなかったので
最後にホテルのロビーの天井から吊るされたクリスマス飾り

その後シャトルバスで空港へ向かい、振り替えてもらっていたルフトハンザで成田へ帰国する。
本当はANAでの帰国だったので振替もANAにして欲しかったなと思っていたのだけれど、それだとこの日の夜までフランクフルトにいなければいけなかったし、日本に着くのも夕方になってしまうので、今回はお昼発、明日の午前着のルフトハンザにしてもらえて良かったのかもしれない。
とにかく大きな影響のない便に振り替えてもらえたのだから本当にありがたい。

この後は何も問題なく無事成田に到着した。

旅自体は、やはりスペインはいいなぁと実感した旅だった。

しかし、この時が私達にとって二人で行く3回目のスペイン旅行だったのだけれど、そのうち飛行機を乗り継げなかったのが2回。
なかなかの高確率だ。(それ以降は今のところ乗り継げています。)
まぁこのくらいのハプニングは旅のアクセントになって良い…と思うことにしておく。(もちろん何もなくスムーズなほうがいいけれど。)

*********************************************

誤字脱字の多い長文駄文な旅行記を最後まで読んでくださった皆様
本当にありがとうございます。

よい旅を!!  

<<旅日記8日目-02 □ TOP □