Italy 2011旅日記 5日目(2011/05/02)-015日目。
朝食をとった後、チェックアウトをしてタクシーを呼んでもらった。
タクシーはナポリの中央駅まで定額制で10ユーロだった。(2011年5月時点)
ナポリからローマまでは、高速列車で1時間10分で到着した。 ローマ到着後は、まずローマパスというローマ市内の公共交通が3日間乗り放題になり、名所のうち2か所の入場料が無料、それ以降は割引になるというチケットを購入する。 ローマ・テルミニ駅のキオスクでパスを購入してからタクシーでホテルへ向かった。 今回の旅が初ナポリで、ナポリは危険だという先入観からナポリ滞在中は少額だけ財布に入れて、クレジットカードや高額紙幣は旅行便利グッズのインナーベストを着て、そのポケットに入れていた。 ホテルのチェックインでカードを出そうとして気付いたのだけれど、駅でローマパスを買った際、私たちが買ったキオスクではクレジットカードは使えなかったのだけれど、使えると思い込んでいて出し入れした時に落としてしまったのか、その際にベストのポケットを閉めるのを忘れていて、その後のタクシーに乗り降りする際か乗車中に落としたのか(…確実にクレジットカードがあったのは、このキオスクで出した時まで)。
初めてのことで呆然としてしまったのだけれど、とりあえず私のクレジットカードでチェックインを済ませ、この時点で11時前だったのだけれど部屋に通してもらえたので(ありがたい)、大急ぎで部屋へ行き、夫のカバンをひっくり返して確認したけれど、やはりなかったので、クレジットカード会社に電話をしてすぐにカードを止めてもらった。
私は心配性なので、スリなどを恐れて用心しすぎて事件が起きてしまった。 アンダーベストを利用するのは初めてではなかったのだけれど、このベストはその名の通り上着の下に身に着けるものなので、念のための高額紙幣やパスポートといった普段出し入れしない貴重品をずっと入れっぱなしにするなら良いのだれど、クレジットカードのように頻繁に使うものを入れるには不便だった。
結果的にナポリではまったく怖い思いはしなかったのだけれど、ナポリを出てからクレジットカードをなくすという想定外の出来事が起きてしまった。(でも、まぁ実害がなくてよかった。)
夫も私もローマは卒業旅行以来2度目の訪問。
ということで、後回しになってしまったけれど、今回ローマで泊まるのは、ソフィテル ローマ
ヴィラ ボルゲーゼ(Sofitel Rome Villa Borghese)。
今回、ローマではボルゲーゼ美術館に行くというのことが目的のひとつだったので、その立地で選んだホテルだった。
ラグジュアリー・ルーム(キングサイズのダブルベッド1台)という部屋を予約していた。
クレジットカード騒動で、まだ頭がフワフワしていたけれど、簡単に荷物を整理して出掛けることにした。 まずはホテルから歩いてスペイン階段へ向かう。
せっかくの『ザ・ローマ』な場所に来ても、クレジットカード騒動を引きずっていて気分がイマイチ盛り上がらないので、景気づけに昼食にすることにした。 スペイン階段から歩いていける所に夫が調べてきてあったレストランがあったので、そこに向かった。
お料理の味のほうは、すごくおいしいという程ではなかったけれど(…今回の旅はこのパターンが多い…)、とりあえずお腹いっぱい食べてアルコールも摂取したので、夫は完全に浮上していた。 お会計の際、「それじゃ、私が奢ってあげるね」と、カードをなくした夫にダメージを与えてから私が支払いをした。…といっても、夫のカードの家族カードなのだけれど。(で、この会話は、この後何かの料金を支払う度のルーティーンになったのだけれど、一度浮上した鋼のハートを持つ夫には、全くといっていい程ダメージになっていなかった。) |