Switzerland 2015

旅日記 9日目（2015/05/07）-02

ヴィンタートゥールからチューリヒまでは、いくつもの路線で行くことができ、乗る路線によって所用時間は違うけれど、だいたい20分前後で到着する。

チューリヒ駅
とても大きな駅です

チューリヒ駅外観

チューリヒでは、まず最初に昼食にする。

9年くらい前に初めてスイス旅行をした際、スイス料理のお店に入って、夫と二人でチーズフォンデュとラクレットを注文したら、お店の人に「絶対に、二人でこの二つを頼むのはやめたほうがいい。どうしてもというなら、まずチーズフォンデュだけ頼んで、その後まだ食べられそうだったらラクレットを追加したらいい」とアドバイスされた。

初スイスで、本当は両方とも食べてみたかったのだけれど、そこまで言われたら…とフォンデュだけ頼んだのだけれど、結果、フォンデュすら完食することが出来なかった。
飽きないようにコショウや違う種類のチーズも一緒に供され、飽きてきたら、それらを入れて味を変えるといいと言われたのだけれど、ベースのチーズがしっかりしているから、何を入れても印象は変わらず、チーズは大好きなのだけれど、食べきることが出来ず、泣く泣くラクレットを諦めることになった。

で、今回は2度目のスイス。
今度こそ、絶対にラクレットだけは食べたいと思っていたのだけれど、なかなかチャンスがなくて、既に諦めモードになっていたのだけれど、いよいよ明日は帰国日となったこの日、夫がネットで『1人前からでもラクレットが食べられる』というレストランを探してくれた。（といっても、ガイドブックにも載っていたけれど。）

チューリヒ中央駅前を流れるリマト川

そのレストランは駅からそう遠くないので、歩いて向かうことにした。
お店の名前は「Swiss Chuchi」、Adlerという名前のホテルのレストランだった。

ホテルの外観
よく見たら、牛のボディに…

レストランのプレースマット
この図柄の絵葉書も置いてありました
（無料だったのか売っていたかは忘れてしまった…）

これはラクレット用ホットプレートのようなもの
下の段に入っているのがチーズを温めるもので
上段のプレートはマッシュルームなどを焼くプレート

向きが逆さですが、これがラクレットの食材たち
上のチーズ用プレートに合うようカットされたチーズと
チーズをかけたり、お口直しに食べる食材
真ん中のあいている部分に具材を置いて
チーズをかけて食べます

あとは布の袋に入ったジャガイモ、たくさんあります
このポテトと上のプレートが
ラクレット（ノーマル）の1人前

ヘラがあるので、溶けてきたチーズをこのように
食材にかけて食べます

この他、追加の食材もあってハムをチョイスしました
ポテトの袋の後ろにちょっとだけ写っていますが
別皿で供されました
（この当時、ハム付きラクレットで30.5CHFでした）

このハム、追加して良かったです
ポテトはすぐに飽きてしまうので
主にハムにかけて食べました

ハムは上の鉄板部分で焼きます

今回、ラクレットは1人前だけ頼み
もう1人分はパスタを頼みました↓

ラクレット用のチーズが大好きで
チーズが5枚では全く足りない！という人以外は
ラクレットは2人で1人前で十分だと思います

食後はコーヒーだけ注文
さすがにデザートは食べられないくらい満腹になりました

お店の外にも席がたくさんあり、満席でしたが
店内はそれ程混んでいませんでした

この他、アルコールを2杯ずつ飲んで、85CHFくらい。
わが家にとっては安くはない昼食だったし、アニメで見たようなチーズを丸ごと温めて食べるものでもなかったけれど、念願のラクレットを食べることが出来て大満足だった。

隣のテーブルで、チーズフォンデュを1人で頼んで食べていた女性がいたのだけれど、最後のほうは完全に飽きちゃったのか、私がトイレに行って戻ってきたら、チーズフォンデュ鍋にパンが全部プカプカ浮いていて、違う料理になっていた。
さすがに、一人チーズフォンデュは厳しすぎたのだろう。（とはいえ、随分乱暴だけれど。）
でも、それでもやっぱり食べたいのが名物というものなのかもしれない。

昼食後は、先程川を渡った時に見えた大聖堂方面へ行く。

レストランの前の通りは、様々なお店が建ち並ぶ賑やかな通りだった。
そこを進んで行くと、大聖堂へ出る。