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 Croatia 2017

旅日記 7日目(2017/05/03)-01

7日目。
この日は一日スプリットで過ごす…はずだったのだけれど、昨晩ものすごく早い時間に就寝したため早朝から起き出していた夫がネットで色々と調べ、突然「今から20分後の船に乗って島へ行く」と言い出した。
その島は結構遠い場所にあり、この時期船の本数が少なく、午前中はその便しかないのだそう。

しかし、その時点で私は(もちろん夫も)パジャマを着て布団の中。
で、言うまでもないけれど、港は私たちが泊まっているホテルの目の前にはない。港までは急いで行っても10分以上かかる。

起きてトイレに行って、歯を磨いて顔を洗って着替えて、私だって一応女子だから(女"子”ではないか…、まぁとにかく)化粧だってする。
で、港まで行って船のチケットを買って…と、どう考えても20分後の船に乗れるとは思えない。

ということで、「私は島には行きません。絶対に布団から出ません。留守番しているので行きたかったら一人でどうぞ」宣言をして、布団をかぶってフテ寝をすることにした。

話が長いのでお口直しに
スプリットの鐘楼

前日ホテルで朝食をとっていた時に、パンケーキも頼めばよかったかな…とプチ後悔していた私に、「明日は一日スプリットで過ごすから、のんびり朝食にして好きなものを好きなだけ頼むといいよ」と言っていたのに。
このホテルは明日の朝チェックアウトし次の町に移動するのだけれど、明日は予約済みの早い時刻の船に乗るため朝食をとる時間はないので、この日がこのホテルでの最後の朝食なのだ。
それなのに、ひどい、ひどすぎるーと(朝食ごときで?)ブーブー文句を言っているうちに、20分前が15分前、10分前となっていって、もうパジャマのまま出て走ったとしても間に合わない時間になってしまった。

ということで、この案は却下となったのだけれど、「その島に行きたかったのなら、早朝から調べていたんだから、もっと余裕をもって言い出せばよかったんじゃないの?」と文句を言うと(私だって、支度して間に合う時間に提案されたなら、(泣く泣く)朝食は諦めてその島へ行ったと思う…多分…きっと…)、夫がその島について認識し船の出発時刻を検索できたのが言い出す直前だったとの回答。(下調べ不足にもほどがある。っていうか、どう考えても間に合いそうにない時間に本気で提案してきたうちの夫って…。ま、前向き思考?)

それに私は乗り物酔いするので船が苦手なのだけれど、明日の船での移動時間は結構長い。で、この旅行の出発前からその移動について憂鬱だと言っていたのに、なぜ今日も長時間船に乗って(片道2時間以上かかる場所だったらしい…)往復しないといけないのだ!とか、だいたい、その島は朝食を犠牲にしてまで行く価値があるのか!(…って、多くの人から「あるんじゃないの?」という答えが返ってきそうだけれど)ブツブツ文句を言い続けていた。

が、その後夫は不屈の精神?で別の島を見つけ、その島は先程の島よりずっと近く(片道1時間弱)、船の便数も多いということだったので、お互い歩み寄ってその島に行くことにした。(合意前に「島なんて、大小あっても大体同じだ。最初からそっちにしておけば良かったんだ」という暴言を吐いてからだったけれど。…これもふつうに考えると『大体同じ』じゃないけれど。うちの夫は不屈の精神を持った上に忍耐強い?)

ということで、まずはのんびりホテルで朝食をとることにした。

ということで念願のパンケーキ
クレープのように見えるけれど
メニューにパンケーキと載っていました
ソースが選べたのでイチゴを選択
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夫は前日と同じくオムレツを注文
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さらに食後のデザートも
イチゴの何かを食べて大満足
(スムージーかヨーグルト?)

そういえば、この日は初めて
自分たちが泊まっている建物の
レストランがセッティングされていたので
そちらで食べました

食後はのんびりと歩いて港へ向かう。

通るたび何度も撮っているけれど
またしてもグルグール・ ニンスキ像
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大聖堂
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大聖堂の前の広場には こんな扮装の方たちが

この日行くことにしたのは、ブラチ島というスプリットの対岸に浮かぶ島。
その島には私たちが持っていたガイドブックにも載っているくらいのリゾート地もあるのだけれど、今回私たちはそこには移動しないで、スプリットからの船が発着するスペタルという小さな町を見学する。

スプリットからブラチ島へは、ヤドロリニヤという会社の立派なフェリーが運行している。

乗り場の手前にチケット売り場があったので、往復のチケットを購入した。
特に時間指定はなく、満席でなければ好きな時間の船に乗ることが出来るということだった。

これはブラチ島に着いてから撮った写真ですが
このフェリーに乗って行きました
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スプリットを出港
 
外の席↑と中の席↓
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船内にはエスカレーターもありました

この船の中で、一昨日はスプリットの彫刻の美術館で、昨日はトゥロギールの要塞で見かけた家族連れに遭遇した。これで3日連続になる。
その家族は東洋人っぽいお父さんと西洋人っぽいお母さんとその娘さんという3人で、お父さんが日本人の某有名人「わたなべさん」に似ていたので、私たちの間で「わたなべさんファミリー」と呼んでいた人たちだった。

スプリットに滞在していて、次の日トゥロギールへ行くというのは、まぁ王道のパターンなのかもしれないけれど、さらにその次の日にブラチ島へ、しかも日に何本もある船の中の同じ便に乗るなんて、ものすごい確率なのではないだろうか。

船の中では機会がなかったのだけれど、その後島内を観光している際にも遭遇したので、思わず「私たち今日で3日連続で会ってますよね?」と話しかけてしまった。

私たちは「東洋人中年夫婦」という特徴のない二人だけれど、さすがに最初に会った彫刻の美術館の時、同じくらいの時間帯で見学していたのが私たち2組だけだったということもあり、向こうも私たちのことを覚えていて、3日連続3回目ということを認識していたようだった。

短時間だけだったけれど、お互いどの国から来ているのかなど話し、その人たちは東欧の国から来ていて、お父さんは「わたなべさん」に似ていたけれど日本人ではないようだった。(サングラスをずっとかけていたのでよくわからなかったけれど、私たちが日本人だと名乗っても、特別な反応はなかったし、日本語で話さなかったので…。)
「わたなべさんファミリー」は明日帰国するので、4日連続遭遇ということはないですよと言っていた。
密かに、私たちは明日ドゥブロヴニクへ移動するのだけれど、またドゥブロヴニクでも会ったりして…と思っていたので、ちょっと安心というか拍子抜けというか…そんな微妙な気分だった。(嫌な人たちだったということは全くないけれど、なんとなく。)

話は戻って、船の中
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ブラチ島のスペタルの町が見えてきました
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下船しました

この後は、町中をブラブラと歩いてみる。

→ 次は、スペタル散歩

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