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Napoli 2019

旅日記 4日目(2018/12/29)-02

2,3軒見て歩いたけれど大きな違いはなさそうだったので、外に置かれたテーブル席で日陰になる場所に空席があったお店に入ってみる。(西洋の人は太陽が好きなので日陰の席は空いていることがほとんどですが。)

ワインはカラフェを注文
ワインのカラフェや水用のマグカップには
遺跡の絵が描かれていました
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前菜の盛り合わせ
この辺りは水牛のモッツアレラの名産地なのだそう
朝食に続いて、ここでもたっぷり食べました
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トマトソースのリガトーニ
見た目 ものすごくシンプルで大丈夫?と思いましたが
結構おいしかったです
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料理は上記2品だけ…
食後はカプチーノをいただきました

食後は遺跡見学の前に考古学博物館を見学する。

国立考古学博物館にはパエストゥム遺跡やこの周辺地域で出土されたものなどが展示されている。
入場券は遺跡との共通券があり、アルテカードで半額になった。

国立考古学博物館

ここで特に有名なのがパエストゥム近郊の墓所から発掘された紀元前5世紀頃の「ダイバーの墓(飛び込み男の墓)」。
石棺の蓋の内側に波間に飛び込む男性が描かれているため、このような名前で呼ばれている。この男性は黄泉の国へと飛び込んでいるといわれている(そういう宗教的なものではないといった他の解釈もあり統一見解ではないようですが)。

この男性の絵は博物館入口の看板にもデザインされていた。

石棺の蓋に描かれたダイバーの絵

石棺側面の4枚の板にも内側にフレスコ画が描かれていて、博物館では並べて展示されていた。

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二人以上の絵師によって描かれたとされています

博物館を見学した後は遺跡を見学する。

パエストゥムは紀元前7世紀末頃からギリシアの植民地として建設された都市。
その後ローマの支配などを経て9世紀頃には廃墟となっていた。
18世紀半ばに発見され、20世紀に入ってから本格的に発掘作業が行われたのだそう。とても保存状態のよい3つの神殿がある古代ギリシア・古代ローマの遺跡で、近隣の遺跡とともに世界遺産に登録されている。

考古学博物館近くの入口から入ってすぐ
右手に見えるのが「ケレス神殿」
紀元前6世紀末に
女神アテナに捧げられて建てられたもの
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ドーリア式(ドリス式)神殿
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ケレス神殿が建っている場所は
他所より少し高くなっている
少し離れてみると
この神殿が一段と美しく感じる

ケレス神殿から聖なる道と呼ばれる道を進んでいくと、四角い囲いの中に建物の屋根のようなものだけが見えている。
これも紀元前6世紀頃に造られたもので「地下神殿」と呼ばれている。

「地下神殿」
発掘途中なのかと思ってしまいましたが
こういう形状のもののようです
何のための建物なのか現在も解明されていないのだそう
(お墓なのでは?という研究もあるようです)

この地は紀元前3世紀頃にはローマが支配するようになりローマ式の市場や浴場などがつくられた。
それらの中心となる広場跡を進むと円形闘技場の壁の一部が見えてくる。

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円形闘技場の壁
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円形闘技場の入口
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闘技場の半分は
先程通った考古学博物館と遺跡の間の
道路などの下に埋まったままです
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聖なる道方面へ戻ります

聖なる道を進んでいくと2つの大きな神殿が見えてくる。

手前がポセイドン(ネプチューン)神殿
奥がバジリカ

この後はこれらの神殿を見学する。

→ 次は、ポセイドン神殿

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