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 Xi'an 2023

旅日記 Day3 - 01

3日目。
この日は今回の旅で一番の有名観光スポットである兵馬俑を見に行く。

古代中国で人が亡くなって埋葬される際にともに埋められた(副葬された)人や動物、建物や生活用品をかたどった像を俑と呼ぶのだけれど、その中で兵士や馬の形をしたものが兵馬俑と呼ばれている。
兵馬俑は様々な墓陵から発掘されているのだけれど、西安市にある秦の始皇帝陵から発掘された兵馬俑がその最高峰といわれている。

今回は秦始皇帝の兵馬俑が発掘された場所に整備された「秦始皇兵馬俑博物館」を見学する。

ガイドさんがこの連休中に兵馬俑を見学に行った人に話を聞いたら、とにかく混雑していて入場するのにも大行列で見学するのに丸一日かかったという人もいるということだった。(その人が特別にとても丁寧に見学する人だったのかもしれないけれど。)
朝早くだと若干人が少ないそうなので、この日はホテルの朝食ブッフェが始まる時間より前に朝食を食べずに出発することにした。
その甲斐あって7時半過ぎに現地に到着すると、エントランスにはそれ程行列が出来ていなかった。

秦始皇兵馬俑博物館
エントランス

この博物館は兵馬俑が発掘された坑を壁や屋根で覆った展示施設が3つあり、他に発掘された文物を展示し兵馬俑を間近で見ることができる陳列館などがある。

まず最初に「一号坑」を見学する。
ここは兵馬俑と聞いて思い浮かべる光景、その説明としてよく見るたくさんの兵士の俑が並んだ写真が撮影される場所になる。

博物館の敷地内には既にたくさんの人
私達はオープン前から並んでいた人が入場して
一息ついたタイミングで入場できたのかも
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一号坑の入口
入場待ちの列が出来ていましたが
意外とスムーズに進んでいたので
博物館のエントランスから15分くらいで
一号坑に入場できました
朝食を抜いた甲斐がありました

この地は始皇帝の陵墓から東に1.5km離れた場所で、1974年に農民が井戸を掘っている時に陶器の破片が見つかり、その後の研究によりこれが死後の始皇帝を守るために埋められた副葬品の兵士の俑であると判明した。
最初に発掘調査された坑からは6000点もの俑がみつかり、これが一号坑と呼ばれ、その後に掘られた坑を順番に二号坑、三号坑と呼んでいる。
これは20世紀最大の発見ともいわれ、現在までに合計8000点の俑が発見されていて、現在も慎重に発掘調査が進められている。

一号坑は最も大きく幅は約62メートル、長さは約230メートルもある。

秦始皇兵馬俑博物館
一号坑

兵馬俑は始皇帝陵を背に秦の敵国がある東を向いて配置され、兵士の俑は高さ約1.8メートルもある。
私がイメージする副葬品は実物より小さく作られたものだったこともあり、兵馬俑の写真を初めて見た頃はこれも小さなサイズのものかと思っていた。
その当時の人が身長180センチもあったのかは分からないけれど、実寸に近い大きさで作られているし、実際の兵士のようにその顔や表情なども全て異なっていて、様々な民族で構成されている。
当時は鮮やかな彩色も施されていたのだそう。

前方に配置されている歩兵
手には武器を持っていた
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頭がない俑もあります
このことから頭と胴体と腕が
別々に製造されたのだと判明したそう
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馬の俑や御者の俑も
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一号坑には現在
約2000体が展示されている
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中程の兵士の俑

一号坑の奥の方のエリアでは兵馬俑の修復や調査、記録が行われていて、その様子を見ることが出来る。

修復作業が行われているエリア
この日は祝日ど真ん中だからか
作業している方はいませんでした
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資料整理エリア

一号坑はあまりに大きな空間なので俑の細部まで観察するという感じではないけど、とにかく圧巻の眺めだった。
人は多かったけれど案外じっくりと見学することができ大満足だった。

一号坑を出て次の建物を見学する。

窓にはめこまれたレリーフ

メインの一号坑を見学した後、三号坑を見学する。

秦始皇兵馬俑博物館の案内図
三号坑は3つの坑の中で一番小さい坑です
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秦始皇兵馬俑博物館三号坑
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一号坑とは
大きさももちろん違いますが
展示の仕方も違います

三号坑は1976年に発見・発掘されている。
発掘された俑の数は100体未満でその多くは頭がなかったそうなのだけれど、その服装からほとんどが位の高い将校の俑であるとされ、この場所は皇帝直轄の司令部を表しているのだそう。

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馬の俑の後ろに配置された御者の俑

三号坑を見学した後は二号坑を見学する。

秦始皇兵馬俑博物館二号坑

二号坑も三号坑を同じく1976年に発見・発掘されている。
こちらは一号坑の半分くらいの大きさがあり1000体以上の俑が発見された。

二号杭も三号坑と同じく
一号坑のような展示はありません
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二号杭からはこれまでに歩兵の他、騎兵や弓を射る射手の兵や戦車などが発掘されていて、その配置や姿からこの時代の軍隊の構成が解明されたのだそう。

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二号杭ではこの時も発掘作業が行われていました
ここから様々なことが解明されていくなんて
ロマンがありますよね

二号杭を見学した後は陳列館を見学する。

→ 次も、兵馬俑博物館

 

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