Shanghai 2007

旅日記 1日目(2007/04/30)-9

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『外灘観光隧道』の外灘側の出口を出てから、黄浦河沿いの遊歩道を少し歩いてみることにした。

対岸には、私たちが泊まるホテルのある浦東地区が見え、東方明珠塔などが建ち並ぶ様子は、まさに『上海といえば、この眺め』といった感じだった。
せっかくなので、何枚か写真を撮ってみたけれど、.この日は、少し前まで雨が降っていたため、どんより

とした重い空だったし、夫が、外灘はこの先何回も来ることになると言うので、遊歩道の散歩は、程ほどに切り上げ、ご飯を食べられるお店を探すことにした。

このまま行くと、遅い昼食どころか、夕飯の時間になってしまいそうだったので、ブラブラと街歩きをしながら探すのではなく、真剣に探そうということになった。
夫が、この道を真っ直ぐ行くと歩行者天国になっているので、そこに行けば何かお店があるだろう、と言うので、黄浦河を背に南京東路を進んでいくことにした。
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しかし、しばらく歩いてたどり着いた歩行者天国は、確かに両側に建物が建ち並んでいて、立派な繁華街だったけれど、買い物をするお店が多くて、レストランはほとんどなかった。
このまま、この歩行者天国を歩き続けてもダメだろうと、早めに手をうつことにし、最初に交差している山東中路という道に入ってみることにした。

この道を少し歩いて行くと、小さなお粥のお店があった。
中途半端な時間だったけれど、ほぼ満席というくらい混んでいたので、これは結構穴場な『隠れた名店』なのかもしれない、といった雰囲気をかもし出していた。

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ちょうど席を立った人がいたので、「もしかしてツイているかも〜」と上機嫌で、深く考えずにそのお店で食事をすることに決めた。

席について、テーブルの上に置かれたメニューを見ると、そこには「山東店」と書かれていた。そこでやっと、このお店が腸粉と粥のチェーン店だということが分かった。
まぁでも、これだけ混んでいるのだから、チェーン店とはいえ、おいしいかもしれない・・・と微かな期待を残したまま、お粥と腸粉と米粉の麺を注文した。
そして、旅の楽しみである『昼からお酒』のため「ビールはありますか?」と聞くと、一瞬、困った顔をしたのだけれど、すぐに「O.K.」という答えが返ってきた。

→ 次は、遅い昼食


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