Shanghai 2007

旅日記 3日目(2007/05/02)-03

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蘇州の駅では重大な仕事が待っていた。
こんな連休ど真ん中の日帰りの旅なのに、帰りの切符が手配できていなかったのだ。

蘇州に行けばチケットは手に入るかも…という話だったのだけれど、行きの混雑具合を見てしまうと、事前に予約できなかったものが、本当に現地で手配できるのだろうかとかなり不安になってきていた。

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駅舎の中にはチケット売り場が見当たらなかったので、駅員さんに聞くと、売り場は駅舎の外にあるということだった。
駅舎から外に出ると、蘇州の駅前広場も大混雑だった。
駅前広場には、いくつか小さなチケット売り場の小屋のようなものがあったけれど、そういったものは観光バスなどのチケット売り場で、鉄道のチケット売り場ではなかった。
しばらくウロウロしても見つけられなかったので、通りかかりの人に聞くと、駅舎を出て左にずっと行くとあるというようなことをジェスチャー混じりで教えてくれた。

言われた通り、左に駅舎に沿って進んで行くと、ロータリーから出て、少し進んだ左手(駅舎と同じ側)にある大きな建物がチケット売り場になっていた。

そして、これが本当にチケット売り場なんだろうか?と思ってしまうほどの大空間に、ラッシュアワーの乗車率200%の列車の中かと思う程の人がいて、さらに外にも人があふれ出てきている状態だった。

これは、いったい切符を買うのに、どのくらいの時間がかかるんだろう…と思ったけれど、そんなことを今言っていてもしょうがないので、とりあえず、私たちもそこに並んでみることにした。

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窓口の数は20以上ありそうだったけれど、窓口から最も離れた入口付近では、全く秩序なく人がワサワサといるといった感じで、後ろからグイグイ押されるまま、その人達をかき分けて進んで行くと、並ぶことなく大空間のほぼ中央くらいまで進むことが出来た。

これって割り込みなんじゃないの…?とも思ったのだけれど、廻りの人は誰も怒っていない、

... というか全く気にしていないようだったし、そうやって立ち止まっている私たちの横を、さらに、どんどん抜いて前に進んで行く人達もいたので、とりあえず、この辺りで、列に並んでいる風の人の後ろにピッタリくっついて、後はその人並みが進むまま前へと進んでいくことにした。

この時点では、どう見ても、窓口の数の倍くらいの列

が出来ていたのだけれど、前方に進んでいくにつれて、なんとなく列が集約されてきて、最終的には、各窓口にひとつの列という風になっていくようだった。
なんだか秩序があるのかないのか良く分らなかったけれど、とりあえず、私たちも前の人にピッタリくっついて進んで、その流れに逆らわないようにすることにした。

→ まだまだチケット売り場


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