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Spain 2007

旅日記 3日目(2006/12/31)-04

サグラダ・ファミリアを出た時、17時になるところだったのだけれど、グエル公園は冬の間、18時で閉まってしまう。
それなので、サグラダ・ファミリアの前からタクシーに乗ってグエル公園へ向かった。

グエル公園とは、もともとこの一帯にグエルが60戸の住宅を計画していたのだけれど、買い手がつかなかったことなどにより未完に終わり、公園だけが実現したというもの。
バルセロナの市街を見下ろす禿山と呼ばれる斜面に展開していている。

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公園内にはセルフサービスのお店もあり
外にテーブル席があるのでのんびりできます

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様々な形状の遊歩道や高架橋

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波打つベンチ

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上のベンチがあるのは
ギリシア劇場と呼ばれる広場

このギリシア劇場を支えるドリス式の列柱

ここは市場としてつくられたのだとか

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ちょっと撮影した時間が違いすぎますが…
公園の門の両側に建つ
管理人の小屋と門番の小屋

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閉門の時間になったので、公園を出て少し歩いた所からバスに乗った。
この後は、新年のカウントダウンの様子を見るため、夜遅くになったら出掛けることにし、一旦ホテルに戻ることにした。

ホテルのフロントに寄って、バスルームのジャグジーが動かないという話をしたら、「ボタンの押し方にコツがあるんだ」と言われ、係の人が、わざわざ部屋まで来てくれて、こうやって押すんだと実演してくれたけど、どうしても私は動かすことが出来なかった。
夫は、なんとかコツをつかんだようなので、係の人は戻っていったけど、その後、私は何度チャレンジしても動かすことが出来ず、お風呂に入るたびに夫を呼んで押してもらっていた。(止める時はコツがいらなくて簡単だったんだけど…。)

ホテルで少し寝た後、21時半くらいに起き出して、夕食をとりがてらカタルーニャ広場方面へ向かうことにした。

カタルーニャ広場へ続く道には結構たくさんの人が出ていた。
前年のリスボンでのカウントダウンの際、レストランはどこも満席で入れず、広場に出ていた屋台のホットドッグが夕食になってしまったので、この年は初めから混雑していそうなバルなどには入らず、中華を目指すことにしていた。
カタルーニャ広場の近くでみつけた中華料理店に入ってみると、とても混んでいたけれど、ポツリポツリと空いた席があり、座ることが出来た。

レストラン内には、お店で働いている人の親族なのか友人なのか分からないけれど、中国の人がたくさん手伝いに来ていた。
私達が入店してからも次々と手伝いの人が増えていっていた。
私達のテーブルに料理を運んできてくれた人は「今日は手伝いだから慣れてなくて」というようなことを言っていたけれど、「よいお年を」と陽気に話し、楽しそうに手伝いをしていた。
中国系の人達のネットワークって、本当にすごい。

春巻きにコーンスープの後は
炒飯にビーフン(焼きそばだったかな?)
満腹満足

こうして、この年は無事、椅子に座って食事をすることができた。

陽気なお店の手伝いの人(普段は会社勤めの人)に見送られ、23時45分くらいにお店を出ると、広場にはすごい人が集まってきていた。

広場の手前では、係の人が大きなプラスチックのカップを配っていて、スパークリングワインやビールなど瓶の飲み物を持った人は、広場に入る手前でカップに飲み物を移し、瓶はその場のゴミ箱に捨てていくように言われていた。
私達は、この時はまだカウントダウンへ行くのも恐る恐るで、スパークリングワインを持って行こうという考えも浮かばず、手ぶらだったので、そのまま広場へ入った。
広場にはたくさんの人が集まっていたけれど、特にイベントも行われていなくて、廻りの人も、みな手持ち無沙汰な様子で立っているだけだった。

座っている人もいましたね…↓

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その後、12時の鐘がなったのだけれど、やはり何も起こらず、廻りの人達もみな、「あれ?」といった感じで、周囲をキョロキョロしているだけだった。
私達も、前年のリスボンのようなイベントを期待していたので、思いっきり拍子抜けだったけれど、鐘が鳴り終わる頃には、スパークリングワインの栓が抜けるポンという音がし、スパークリングワインのシャワーが降っていた。(瓶は入口でチェックされていたのに隠し持って来た人も多かったみたい。)そして、あちらこちらで、個人で用意しましたという規模の花火が煙を上げ始め、微妙に危険な香りが漂い始めていた。

バルセロナのカタルーニャ広場の年越しは、ちゃんとしたイベントがある訳ではないので、散発的に異常な盛り上がりをみせる小グループがあるという状態だった。

人はこんなに集まっているんだけれど…

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こんな状況ですが事件ではなく花火です↓

ちなみに、ピンボケ写真ですが
こんな規模の花火があがってました↓
個人で打ち上げているんでしょうね

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■バルセロナの大晦日

今は、バルセロナのカウントダウンも変わったかもしれませんが2006年末は、こんな状況でした。
年越し用のマスカットを持った人も少なかったです。

マドリッドは、もちろんソル広場でイベントがあるし、小都市でも、サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、広場でコンサートが開催され、その中でカウントダウンもしっかり行われました。(2012年末)

大晦日の情報については、是非最新の情報を仕入れて下さい。
現地の観光案内所でも教えてくれると思います。

とにかくまぁ、バルセロナの年越しを体験できたので、花火とスパークリングワインをよけながら歩いてホテルへと戻った。

→ 次は、元旦

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