France 2008

旅日記 1日目(2008/04/26)-04

... 空港からホテルまでは20分ちょっとで到着した。
マルセイユのホテルは、夜到着して、翌朝にはチェックアウトしてしまうので滞在時間は短いし、到着してから、夜遅い時間になってしまうけれど、元気だったら夕飯を食べに行きたいと思っていたので、立地がいい所という条件で選んだホテルだった。
それなので、この旅唯一の3つ星ホテルだった。(とはいえ、料金はまぁまぁ高かった。)
そのホテルは、街のメインストリートが旧港にぶつかる所に建っている。
ホテルは思っていたより、ずっと小さな建物だったけれど、思っていたよりずっときれいな建物だった。
さっそくホテルの中に入って、チェックインをした。

ロビーと呼べる程のスペースはなく、廊下の突き当たりにフロントがあり、その前に長椅子が置いてある程度だったのだけれど、フロントの人はとても感じのいい人だった。

鍵をもらって、古い建物の階段の吹き抜け部分に設けられた、古そうなエレベーターに乗って部屋へと向かった。ヨーロッパのこういった古い建物を使ったホテルでは、たまに見かけるエレベーターなのだけれど、扉はもちろん手動だ。

エレベーターの中にも掲示があったのだけれど、このホテルは階ごとに、部屋の内装のテーマが決まっているのだそうだ。

...

エレベーター

私達が泊まった部屋の階は、『エスニック』がテーマだった。
部屋は、ベッドスペースの手前に、テーブルセットがあって広々としていた。
バスルームも、なかなか広く、窓もあって、1泊だけというのはもったいないくらいだった。

ホテルに着く頃にはヘトヘトになっているかなぁとも思っていたのだけれど、案外元気だったので、当初の予定通り夕食を食べに出かけることにした。
とはいえ、もう9時を過ぎていたので、荷物を広げる前に、すぐに出発することにした。

夕食のお店は、夫が既にホテルの近くにあって評判の良いお店をみつけてあると言うので、旧港沿いに出て、そのお店のほうへ向かった。しかし、港から少し入った所にあるはずだというそのお店は、いくら探しても見つからなかった。
夫がお店があるはずだと言っている場所の近くに空店舗があったので、「評判いいって言いながら、実はつぶれちゃったんじゃないの〜?」と冷ややかな視線を送ってみたのだけれど、夫は、「あともう一度だけ探してみていい?」と言いはって、結局3周くらい、その近くを廻ってみたのだけれど、やはりそのお店を発見することは出来なかった。
さすがに、もう10時近くになっていたので、そのお店はあきらめることにして、近くにあるお店の中のどれかに入ってみることにした。

その近くにはたくさんレストランがあったのだけれど、観光地だからか混んでいるお店が多く、どのお店がおいしいお店か、全く勘が働かなかった。
もう迷ってもしょうがない!と、適度に混雑していて、お店の外に掲げられたメニューに、この夜食べたかった魚のスープが載っているお店に入ることに決めた。

→ 次は夕食


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