France 2008

旅日記 2日目(2008/04/27)-11

... バスを降りたのは、丘から下ってきた坂がちょうど旧港にぶつかる所だった。
この後は、旧港の入口(河口?)方面にある修道院を見学する予定だったので、その修道院へ向かいながら、適当なレストランを見つけて、そこで昼食にすることにし、とりあえず、左に曲がって、旧港沿いの道を、歩いて行くことにした。
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旧港沿いの道には、あまりお店がなかったので、横道に入ってみることにしたのだけれど、最初に入った横道沿いに、昨夜、探したけれど見つけられなかったレストランを発見した。
そのお店は、夫が出発前にネットで情報収集している際に発見したお店で、ガイドブックの地図に手書きで場所を落としてあったのだけれど、夫が地図に書いていた場所からは、離れた所にあったのだ。昨夜、あんなに眠い中、ぐるぐると探し回ったのだけれど、こんなに離れていては見つかる訳がなかったのだ。

せっかく発見できたお店がお休みだったら落ち込むけれど、幸いこの時間も営業中だった。
夫は「なんでだろう?ちゃんと調べたんだけどなー」と反省していたので、「最近移転したんじゃない?」と慰めてみると、「そうだよねー、見つけられたんだから問題ないね。よし!リベンジだ!!」と、すぐに浮上していた。

お店の人に声をかけると、通りに出された外の席に通された。
眺めがいい席でもないし、あまり落ち着かないかな?とも思ったのだけれど、程よく風が吹いていて気持ち良さそうだったので日陰になる席を選んで、そこに座ることにした。

ワインはロゼにしてみた
お昼なのでハーフ

さっそくメニューとにらめっこをして、本能の赴くままに、「魚のスープでしょー、あ、フォアグラも食べたいー。南だし、パスタもいいねー」なんて感じで、注文してみた。
メニューの料金の所を見ると、フォアグラなどは19ユーロなんていう、その1皿でランチのコース料理が食べられるでしょーという値段だったけれど、「昨夜は失敗したから、これがフランス最初の食事みたいなもんだしねー」と、値段には目をつぶることにした。

ワインと一緒に、ガス入りの水を頼んだのだけれど、サンペレグリノだった。
結構、他のお店でもサンペレグリノだったこともあるのだけれど、店員さんはみな、「イタリアの水だけどねぇ・・・」と若干申し訳なさそうに運んでくるので面白かった。
やはり自国の水が一番という自負があるのだろうか。

スープ・ド・ポワソン 

フォアグラ 当店風

....

トマトとバジルのペンネ

プロヴァンス風煮込みのタリアテッレ添

魚のスープは、明らかに昨夜のお店の魚のスープより丁寧に作られていて、おいしかった。
ルイユももちろん、チーズまでおいしいような気がしてしまうから不思議だ。
でも、魚のスープもおいしかったけれど、フォアグラがとにかくおいしくて、上機嫌だった。
上機嫌ついでに、「昨夜、このお店を見つけることが出来たとしても、あんな眠い状態で食べたらおいしく感じなかったかもしれないから、今日、ここでお昼に食べることが出来て、結果的には大正解だったよねー」なんて言っておいたら、夫は「でしょー」と天狗になっていた。

結局、ここでの昼食は、88ユーロという、夕食並みの値段になってしまったのだけれど、充分満足出来る昼食だった。

空腹でワインを飲んでほろ酔いになり、上機嫌で次の観光名所へと向かうことにした。

■ LE FETICHE
38 Rue Saint-Saëns 
(Angle Rue de la Paix)
Tel:04 91 54 00 98

私達はアラカルトで頼んだので、思ったよりも高くなってしまいましたが、お手頃なランチのムニュもあるようです。
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...
バジリカ聖堂からバスで下ってきた場合、旧港にぶつかる所で降車し、旧港沿いを左に進み、最初の道に入ってすぐ左角にあります。
上の魚の看板が目印になります。

→ 次は、修道院へ向かい・・・たかったのだけれど


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