France 2008

旅日記 2日目(2008/04/27)-13

... 修道院を出て、また坂を下って旧港沿いに戻り、今度は、対岸である北岸を見学する。
北岸はパニエ地区と呼ばれていて、下町のような雰囲気なのだそうだ。

旧港を沿いをぐるりとU字で廻って対岸へ行けるのだけれど、せっかくなのでガイドブックで紹介されていた港を横切る船に乗ってみることにした。

ガイドブックには、『歩いて回るのが面倒なら、船に乗るといい』と書いてあったのだけれど、船着場の位置や何分間隔で船が出ているなどの詳しい情報は載っていなかった。
とりあえず、旧港沿いを歩いていくと、すぐに『Ferry Boat』と書かれた看板が立っている所はみつかった。

でもそこは、海に向かって一段低くなっている乗り場のようなスペースがあるだけで、チケット売り場などはなく、係りの人もいなかったので、看板以外は、乗り場という雰囲気ではなかった。でも、この先にも乗り場のようなものは見当たらなかったので、とりあえず、ここで待ってみることにした。

もちろんベンチなどはないので、段差の所に座り込んで、旧港を行きかう船を見ながら、ボーっとしていた。
とにかく『対岸へいく船がある』という情報しか入手していないので、どの程度の大きさの船が来るのか分からず、適当に「あの船、こっちに向かって泊まっているけど渡し船かなぁ?」とか「あの船、こっちに向かって進んでない?」などと話していたら、いつの間にか、私達の他にも1組、船を待つ風のグループが出現していた。

これって、やはりここが乗り場で合っているということかな?とも思ったのだけれど、単にその人達も看板があるから立ち止まっただけかもしれない。(それと私達が待っているのをみて、「待っている人がいるから乗り場に違いない」と思ってしまったのかもしれない。)
そんなことを話しながら、ボーっと過ごしていたのだけれど、さすがにそれにも飽きてきたので、通りを挟んだ向かい側にあるカフェでアイスクリームを買ってきて、それを食べながら待つことにした。

...

船着場(らしき所)のすぐ近くに、この日のお昼を食べたお店もあった↑

結局、アイスを食べ終わってもまだ、こちらに向かってくる船は見当たらなかったので、船は諦めて、歩いて対岸へ向かうことにした。

旧港沿いをUの字で歩きながら、「対岸へたどり着いたら、先程船着場らしき所に後から来たグループの人達(←私達が去ったときには、まだ船着場に座っていた)が、先に対岸にいたらガッカリだよねー」なんて話していたのだけれど、さすがにそういうことはなかった。(単に、気がつかなかっただけかもしれないけれど・・・。)

結局、渡し船に乗ることは出来なかったけれど(本当にあるのかも分からずじまい)、歩いても苦になる距離ではなかった。

北岸にも、旧港沿いにカフェが立ち並んでいる
一本奥の通りに入り、ピロティから対岸を望む

→ 次は、パニエ地区をぐるぐる


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