France 2008

旅日記 2日目(2008/04/27)-15

... 大聖堂から、また旧港沿いへ出ると、対岸の丘の上にバジリカ聖堂が見えていた。
主教座のある大聖堂より、他の聖堂のほうが有名な観光名所になっているというのは、今まで訪れたことのある他の街でもあったけれど、ここマルセイユでも、先ほど訪れたサント・マリー・マジョール大聖堂より、バジリカ聖堂のほうが断然観光客が多かった。
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結局、マルセイユの中心地の観光には、半日しかかけられなかったのだけれど、シンボル的な聖堂と、大聖堂の両方(といっても大聖堂は外から見ただけだけれど・・・)を見ることができ、とりあえずマルセイユは満喫したような気になっていた。

歩いてホテルへ戻って、フロントに預けてあった荷物を受け取った。
チェックアウトをして荷物を預けた時とは違う人だったのだけれど、「今日の一番の荷物よ!」なんて笑いながら荷物を出してくれた。
チェックイン・チェックアウト・荷物の受取りと、3回とも違う人だったのだけれど、3人とも感じのいい人で、このホテルでは最後まで気持ちよく過ごすことが出来た。
このホテルは、せっかく地下鉄駅の入口の目の前にあるし、時間も余裕があったので、国鉄駅までは、タクシーではなく地下鉄で行くことにした。
TGVが発着する国鉄駅『SAINT-CHARLES Gare SNCF』へは、地下鉄1号線で2駅だった。
地下鉄を降りて、国鉄駅へ移動し、TGVのチケットを購入するため窓口へ向かった。
窓口は、とても混雑していたけれど、並んだ席をとることができた。

Marseille Saint-Charles

国鉄の駅舎は、味も素っ気もない造りだった。
さすがの夫も、この駅舎では見学する気も起こらないらしく、チケットを買ってすぐに、そのままホームへと向かうことにした。
発車時刻の20分くらい前だったのだけれど、私たちが乗るTGVは、マルセイユ始発なので、列車は既にホームに停まっていた。

私たちが乗ったTGVは、マルセイユの次の駅で満席になっていた。
今回私たちは運よく直前でもチケットを取ることが出来たのだけれど、混雑する時期には、前もってチケットを手配しておいたほうがいいのかもしれない。

...

二階建てのTGV

TGVの中

マルセイユを出発し、35分くらいで、今晩の宿泊地であるアヴィニヨンに到着した。
アヴィニヨンのTGV駅は、マルセイユの駅と違って、新しく美しい駅だった。
帰ってから調べてみたのだけれど、2001年に建てられたもので、TGVの駅の中でも特に美しいと評価されている駅なのだそうだ。
私は知らない建築家だったけれど、結構有名な建築家が設計しているらしい。

とりあえず、この日からアヴィニヨンには4泊し、このTGV駅も明日以降何度か利用する予定だったので、今日は、さらりと見るだけにし、4日後のアヴィニヨンからリヨンへ移動する日のTGVのチケットを買っておくことにした。

...

ホームは2階で、床はウッドデッキになっていた

アヴィニヨンTGV駅は、街の中心から離れた所にある。
TGV駅からは、シャトルバスが出ていて、私たちが泊まるホテルは、シャトルバスの街側のバス停から近いということだったので、移動はシャトルバスを利用することにした。

TGV駅を出発し、15分ほどで街の中心へと到着する。
ここから歩いてホテルへと向かった。

■ マルセイユからアヴィニヨンへの移動
Marseille Saint-Charles駅から、Avignon TGV駅まで、TGVで35分程度です。
下記Webサイトで時刻表の検索が出来ます。
http://fahrplan.sbb.ch/bin/query.exe/en

自分で駅名入力しないといけませんが(都市名を入れるとその都市の駅が選択できるようになります)、フランス国鉄のサイトより操作が簡単だと思います。
検索結果表示のページで、『Chg.』という欄は乗り換え回数です。
直通以外も表示されているので、注意してください。
詳しくは、『Details』欄の数字をクリックしてください。

■ アヴィニヨンTGV駅から中心地への移動
シャトルバスが運行されています。
シャトルバスのチケットは、乗車時に運転手さんから購入し、それを刻印機に通します。

シャトルバスの街側のバス停は、在来線の国鉄駅(アヴィニヨン・サントル駅)の前にあるレビュブリック門から城壁の中に入ってすぐの所になります。教王庁方面などは、バス停から距離があります。
レビュブリック門から離れた所に行きたい方で、荷物が多い方は、TGV駅からタクシーを利用したほうがいいかもしれません。(荷物がなければ、歩ける距離です。)

→ 次は、ホテルへ移動


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