France 2008

旅日記 4日目(2008/04/29)-01

... 4日目。
前日の雨はすっかりあがって、気持ちの良いお天気だった。
この日は、午後からリュベロン地方へ行くバスツアーに参加することになっていたのだけれど、夫は何故か「ほらねー、今回の旅の目玉のリュベロン地方のツアーをこの日にしておいて良かったでしょー」と自分の手柄にして、「やっぱり俺って晴れ男だなー」と得意気だった。
(晴れ男にとって、ポン・デュ・ガールは雨でよかったんかい!と突っ込んでおいたけど、まぁ確かにポン・デュ・ガール一箇所だけの日より、リュベロン地方の村々を廻る日に晴れてくれたほうがうれしいのは確かだ。・・・とはいえやはり、『夫の手柄』ではないけど。)

午前中は、アヴィニヨンに移動してきて3日目にして、初めてのアヴィニヨン観光をする。
ホテルは朝食なしのプランで申し込んでいたので、この日はお散歩がてらカフェを探して、そこで朝食にすることにした。

とりあえず、メインストリートに出て教皇庁方面へ向かってしばらく歩いた。
まだ8時を過ぎたばかりだったし、昨日の雨がホコリを流し落としてくれたのか、空気も一段と澄んでいて、本当に気持ちの良い朝だった。

メインストリートを進んでいくと、市庁舎などがある時計台広場に出たのだけれど、その広場に面してカフェやレストランが何軒もあった。

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市庁舎

広場

アヴィニヨンに到着した夜に、夕食のお店を探してホテル近くをグルグル廻ったのだけれど、結局、開いているお店を3軒くらいしか発見できず、イマイチなイタリアンに入ってしまっていたのだけれど、あの時、もう少し先までメインストリートを進んで、この広場に出ていたら、日曜日の夜でも開いているお店があったのだと思う。
初日は、町の大きさの感覚がなく、これ以上進んだら城壁の外に出てしまうのではないかと思っていたのだけれど、本当に手前の部分しか歩いていなかったのだ。

3日目にして初めて、町のボリュームがつかめてきたので(?)、とりあえず、広場にあったカフェで朝食にすることにした。

お店のカウンターには、おいしそうなパンがずらりと並んでいたので、指差しで選んだ。
パンは、感動的においしい!という程ではなかったけれど、キッシュなどは温め直して持ってきてくれたので、まぁまぁ満足出来る朝食になった。

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この後は、まだ教皇庁はオープンしていないので、その前にサン・ピエール教会へ向かうことにした。

しかし、私たちが持っていたガイドブックの地図に教会が載っていたにもかかわらず、何故か迷ってしまい、ぐるぐるぐるぐる歩いた末、教皇庁もオープンする9時を過ぎた頃、やっと教会にたどり着いた。

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 左:この道を何度行ったり来たりしたことか・・・
 右:サン・ピエール教会のファサード

サン・ピエール教会は、門が閉ざされていた。
でも一番の見所は、ファサード中央にある2枚の扉の彫刻なのだそうだ。
その彫刻を保護するための扉は開いていたので、門の間から腕をつっこんで写真を撮った。
この扉は、プロヴァンスの最高傑作と言えるほどのものなのだそうだけれど、確かに、とても精巧で美しかった。

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 左:1551年に完成した胡桃の木を使った扉
 右:扉のアップ

この後は教皇庁へと向かうことにした。

→ 次は、教皇庁へ移動


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