France 2008

旅日記 4日目(2008/04/29)-08

... この後は、城壁の外に出て、ローヌ川の対岸へ移動してみることにした。
中州のような場所があるのだけれど、そこからローヌ川越しに教皇庁などを眺めることが出来るのだけれど、その眺めは、この時間帯(夕方)が一番美しいのだそうだ。
それなので、インフォメーションからとりあえず、城壁を目指して西に進み、そこから城壁沿いを歩いて、Daladierという橋に向かった。
この橋は、サン・ベネゼ橋のひとつ先の橋になるのだけれど、壊れていなくて、ちゃんと渡ることが出来る橋だった。(もちろん無料。)
橋の途中には、展望スペースのようなものが設けられていて、そこから、サン・ベネゼ橋や教皇庁を見渡すことが出来た。

そこからまた先に進んで、中州のような場所に設けられた遊歩道へ下りてみた。
その途中で、すれ違った高校の制服のようなものを着た男の子2人に、何故か「アヴィニヨンはどこですか?」と尋ねられた。
これって冗談なんだろうか??と思いつつも、とりあえず、「あっちです」と指差して答えると、「僕達は、宗教学校に通っています」というような自己紹介をして去っていった。
結局、冗談だったのか、本当にここがアヴィニヨンということを知らなかったのか、分からなかったのだけれど、とりあえず、今の出来事は忘れ、川沿いの遊歩道に置かれたベンチでのんびりすることにした。

このベンチの正面には夕日に照らせれて輝く教皇庁とノートルダム・デ・ドン大聖堂が見え、その下には城壁も見えていて、これぞアヴィニヨンという姿だった。
昼間ももちろんきれいだと思うのだけれど、ちょうど西向きになるので、夕方になると夕陽を浴びて金色に輝き、一段と美しくなるのだと思う。
確かに、ここはちょっとだけ足を伸ばす価値のある場所だった。

ここでしばらく、この日のリュベロンツアーの話などで盛り上がりつつ、ベンチで一休みし、その間、夫に「この後は、すぐに夕飯を食べに行くんだよ」と言われつつ、持ち歩いていたチョコレートをムシャムシャと食べてしまった。
で、案の定、「あんまりお腹が空いていない」ということになり、この日の夕食も軽く、ベトナム料理で済ますことになった。(まぁ、私がチョコレートを食べなくても、お昼ご飯で満足していたので、夕飯は軽く済ます予定だった。)
城壁内に戻り、午前中の散策時に見つけていたベトナム料理店へ向かった。

...

大聖堂の金色のマリア像

ローヌ川にはカヌーをこぐ人達が

アヴィニヨンには、ベトナム料理屋さんが本当に多くて、昨晩行ったお店の他、今日の午前中散策しただけで、2つのお店を見つけていた。
とりあえず、両方のお店の前まで行って中の様子を伺ってみたのだけれど、1つのお店は、ガラガラだったのでやめて、もうひとつのお店に入ることにした。(ここはお店が2階だったので、様子が分からなかったのだけれど、外から見ている間に出入りしている人がいたので。)

このお店も、ベトナム人っぽい人達が経営していたけれど、店内は、東南アジアから東アジアといったアジア全域のグッズを全てそろえてみましたといった感じで、何故か『鉄板焼き』の赤提灯が吊るされていた。
料理も、ベトナムだけではなく、アジア全域といった感じだったのだけれど、予想以上にしっかりとした料理でおいしかった。

.....
左上:お通しはえびせん、ビールは青島
右上:ベトナム料理の定番、揚春巻き

右下:サテと炒飯

 他にワンタンスープと炒飯と中国茶を
 注文して、30ユーロちょっと
 やはりリーズナブル

昨晩と今晩と連続でベトナム料理だったのだけれど、二晩とも満足出来る夕食となった。

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