France 2008

旅日記 5日目(2008/04/30)-01

... 5日目。
この日は、朝起きると、またしても雨が降っていた。
しかも大雨。
しばらくの間、「どうする?」と部屋で悩んでいたのだけれど、明日の朝には、アヴィニヨンを出て次の都市へ移動するので、予定通り、アルルに行くことにした。
身支度を整え、ホテルを出発する頃には、起きた時よりはだいぶ小雨になっていた。

この2日前に一度アルルに行こうとしていたのだけれど、調べてあった時刻表を見て、アヴィニヨン・サントル駅へ行ったら、

「その電車はサントル駅発ではなく、アヴィニヨンTGV駅発だよ」と言われ、その時にはもうTGV駅へ移動する時間はなかったのでアルル行きは諦めていたので、この日は、その時に乗ろうと思っていた時刻、10:12発の列車に乗ることにし、ホテルのすぐ近くにあるバス停からシャトルバスに乗って、TGV駅へと向かった。

しかし、TGV駅の窓口(今回はちゃんと切符売り場の窓口だった)で、時刻表を指差し、この時刻の切符をアルルまで下さいと言うと、またしても『その電車は、この駅ではなく、違う駅発だ』という答えが帰ってきたのだ。時刻表にはちゃんと『Avignon』発と書かれていたのだけれど、サントル駅に行って『この駅ではない』と言われ、TGV駅に行っても『この駅ではない』と言われ…、ということは「そうか!この『Avignon』としか書かれていない駅は、サントル駅でもなく、TGV駅でもなく、第三の駅なんだ!」という結論に至った。
その時点では、すっかりそう思い込んでいたのだけれど、本当のところは、3日目の日記にも書いたのだけれど、私たちが時刻表の見方を知らなかっただけで、10:12発の列車はアルル行きではなく、ニームなどへ行く列車で、それに1区間乗って、違う列車に乗り換えてアルルへ行くというルートだっただけで、『Avignon』と書かれている駅は、最初に行ったサントル駅で間違いなかったのだ。(多分、アヴィニヨンには、サントル駅とTGV駅しかないのだと思う。)
これに気付いたのは、旅行から帰ってきてから・・・だったのだけれど。

アヴィニヨンTGV駅

この時点で9時50分くらいになっていたので、今さら他の駅に移動していては間に合わないので、もう一度時刻表を見ながら作戦会議を開くと、10:12発の次に時刻表に載っていたのが、10:20に『Avignon TGV』を出発するものだった。
ただ、残念ながら私の嫌いなバスだったし、アルルまで50分もかかってしまうのだけれど、その次の列車は、11:47発で、今から2時間も時間があいてしまうので、渋々バスで行くことに決め、そのチケットを先程の窓口で購入した。

この後は、出発まで20分ちょっとしかなかったけれど、大急ぎで朝食をとることにし、駅のカフェでパンを食べた。

アルル行きのバスも、先程乗ってきたシャトルバスが着いたほうから出るということだったので、駅でトイレを済ませてから、駆け足でバス停に向かった。
今度のバスは、先程のシャトルバスとは違う長距離バス風の座席配置のバスだったのだけれど、一応路線バスなので、いくつかのバス停に寄った後、ぴったり定刻通り、11:10にアルルへ到着した。

ショーソン・オ・ポム(アップルパイ)
この旅のマイブーム(←古っ)でした

...

アルル行きのバスの車内
始発から終点まで空いてました

アルルのバス停は、国鉄駅前なので、駅舎に入り帰りの分の時刻表をもらった。
駅の中にも、インフォメーションがあったので、そこでアルルの地図をもらおうとしたら、1ユーロで販売している各国語で書かれたアルルのガイドがあり、日本語のものもあったので、それも購入した。

こうして、アルル観光装備を整えたので、さっそく町の中心地へ向け出発した。

→ 次は、アルル観光


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