France 2008

旅日記 6日目(2008/05/01)-07

... ホテルで1時間くらいゴロゴロした後、歩いてリヨン・ぺラーシュ駅へと向かった。
この駅から空港へシャトルバスが出ているのだ。

この日はメーデーで、市内のバスや地下鉄などは運休していたのだけれど、『さすがにシャトルバスは運行しているだろう』という夫の希望的観測だけで、何の確証もないまま駅へと向かった。
でも、ぺラーシュ駅のバス乗り場へ向かう通路は

とてもひっそりとしていて、やはり運休なんじゃないの?と不安になったのだけれど、バス乗り場にたどり着くと、ちょうど1台のバスが停車していて、お客さんが乗車している所だった。
夫の予想通り、シャトルバスは、ちゃんと運行していたのだ。
(減便されていたのかもしれないけど。)

ベルクール広場のルイ14世の騎馬像

空港までは、バスで50分くらいかかる。
往復2時間弱もかけて1つの建物だけ見に行くなんて!と思ったのだけれど、今から見る建物は、そのくらいの価値のある建物なのだそうだ。

リヨンの空港は、サンテグジュペリ空港という名前だった。
これは、『星の王子様』などの作品で知られるリヨン出身の作家サン・テグジュペリにちなんで名付けられたもので、以前はリヨン・サトラス空港という名前だった。
この空港に近接して、TGV駅が開業したのだけれど、これが今回、『わざわざ』見に来た建物で、サンティアゴ・カラトラヴァが設計している。

空港でシャトルバスを降り、そこから通路を通って駅舎へ向かうのだけれど、この通路からもう、思いっきり『カラトラヴァ・ワールド』で、夫はハジケまくっていた。

カラトラヴァの設計したものは、リスボンのオリエンテ駅などいくつか見たことがあるのだけれど、この駅舎は、今まで見た中で一番、細部まで完璧にカラトラヴァのディテールになっていた。ここまで極めていると、私でさえも見ていて楽しかった。
だから夫にとっては、本当にどこもかしこも興味深いものだったらしく、たっぷり1時間以上かけて細部まで見て歩いていた。
(さすがに私は1時間は見続けていられなかったので、所々、ベンチで休憩していたけど。)

.....
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帰りは、またシャトルバスで戻る。
空港のターミナルまで戻ると、またちょうどシャトルバスが停車していたので乗り込もうとしたら、今度は運転手さんからチケットを買うのではなく、空港ターミナル内のバス会社のカウンターでチケットを買ってくるように言われた。(行きは運転手さんから買えた。)
何分間隔でバスが出ているのか分からなかったので、夫が一人でチケットを買いに行き、私はバスの前に残って「置いていかないでね」オーラを出しつつ待っていた。
少しして夫が戻ってきたので、無事そのバスに乗ることができた。(私達が乗ってもすぐには発車しなかったので、別に私達を待ってくれていた訳ではなかったみたい。)

バスで街中まで戻り、またぺラーシュ駅で降りる予定だったのだけれど、街中に入り、川を渡ってすぐのバス停で停車したので、私達もそこで降りることにした。
もう18時半を過ぎていたのだけれど、まだお腹もすいていなかったので、もう少し街中散歩を続けてみることにした。

→ またまた散歩


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