France 2008

旅日記 6日目(2008/05/01)-09

... 丘の上に建っているのは、ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカという名前の聖堂だった。
もう閉館時間を過ぎていたので、中は見学できなかったのだけれど、レースのような繊細な細工が施された建物の外観はとても美しかった。

この聖堂が建つ広場は、聖堂が閉まった後も入ることが出来る(この時期で21:30まで開いていて、夏期はもう少し遅くまで開いているらしい)。
広場に入って、聖堂の脇を抜けていくと、展望台のようなスペースがあり、そこからは、旧市街や新市街を見渡すことが出来る。

聖堂の塔の上にも展望台があり、そこからの眺めは格別だと、ガイドブックに書かれていたけれど、この広場からの眺めも充分に美しかった。
ここで少しの間、景色を見た後、聖堂の正面に廻ってみることにした。

旧市街、ソーヌ川、新市街、ローヌ川、パール・デュー地区の順
遠ざかる程、近代的な街並みになっている

聖堂のファサードは、西日を受け順光になっていて、本当に美しかった。
聖堂の正面には、ベンチなどは置かれていなかったので、花壇の縁石に腰掛けて、少しの間休憩することにした。

その後、行きとは違う車が通ることが出来る道を使って旧市街へ戻ることにした。
車道なので、行きの階段より遠回りをしていたと思うのだけれど、聖堂をまた違った角度から見上げることが出来たので、それはそれで面白かった。

この道の途中からも、旧市街への近道になる階段へ入ることが出来たので、途中から車道からそれて階段を下っていった。
さすがに今度は562段はなかったと思うのだけれど、なかなかハードな階段だった。

聖堂を裏から見上げる

階段を下りながら、いったいどこに出るんだろうね、なんて話しをしていたのだけれど、一番下まで降りると見慣れた景色が広がっていた。
この階段は、旧市街散策中に、何度も見上げていた階段だったのだ。

こんなハードな登山(?)をしても、まだあまりお腹が空いていなかった。
リヨンには、明日も1日滞在するので、今晩は軽く中華かなにかで夕食を済ませて、リヨンで行きたかったお店は明日にとっておくことにした。

......

聖堂のファサードの彫刻

この階段を下ってきました

昼間レストランを探し歩いた旧市街では、中華のお店を見た記憶はなかったのだけれど、夫も私も、ホテルの近くで中華の看板を見たような気がするという淡い記憶があったので、とりあえずホテル方面へと戻ることにした。

→ 次は、夕食


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