France 2008

旅日記 6日目(2008/05/01)-10

... ソーヌ川を渡って、また新市街へと戻った。
ホテルの近くで中華の看板を見たという記憶は一致していたけれど、私が見たと思う方向と、夫が見たと思う方向が全く違っていた。

普段の方向感覚だと、私のほうがずっと勝っているので、今回も夫の記憶はあてにならないんじゃないか・・・と心配になったのだけれど、私は未だにベルクール広場から見たホテルとぺラーシュ駅

と旧市街の位置関係がはっきりと分かっていなかったので、「俺は数ヶ月もの間、リヨンの地図を見て下調べをしていたのだから、リヨンの地図は頭に入っているんだ。普段の俺と一緒にするな!」と豪語する夫のことを信じてみることにした。

結果は、夫が正解で、夫が多分ここだという場所に、間違いなく中華の看板があった。
ただ昼間は『中華』の看板という認識しかしていなかったのだけれど、よく見るとブッフェと書かれていて、思っていたよりもずっと軽食のお店という印象だった。

で、昼間の記憶をたどると、もう一箇所、別の場所で中華を見たような気がしたので、そちらにも行ってみたのだけれど(今度はちょっと迷ったのち到着)、そこもまた微妙な雰囲気だったので、あまりお腹が空いていないし、好きなものを好きなだけ食べるっていうのも悪くないかも・・・ということになり、最初のブッフェのお店に戻ることにした。

こうして入った中華ブッフェのお店は、焼きそばや炒飯やシュウマイや角煮・煮卵といった中華らしいメニューやサラダなどの他、ココナッツミルク、揚げまんじゅう、アイスクリームといったデザートまでみんなブッフェスタイルになったお店だった。
お料理が盛られた所が、ビジネスホテルの朝食ブッフェのような飾り気のない入れ物だったので、入った瞬間、後悔したのだけれど、味のほうは、おいしいものも数品はあり(もちろん不味いものあるけど)、ヨーロッパで入る中華の標準レベルのお店といった感じだった。

中華のブッフェなんて初体験だったのだけれど、価格的なものもあるのか、なかなかの人気店で、地元の人なのか旅行客なのかは分からないけれど、ほぼ満席だった。

入った瞬間は後悔しいたけれど、結局、デザートまでの中華フルコース?を食し、それなりに満足して夕食を終えた。

...

ホテルのほうへ戻ると、私達が泊まるホテルが、ベルクール広場周辺でも一番ではないか?と思う程派手にライトアップされていた。一部、照明器具の不具合なのか真っ暗になっている箇所もあったのだけれど、なかなか美しかった。

部屋に戻ると、ターンダウンをしてくれてあって、小さなグミと明日のお天気などが書かれたカードが置いてあった。
夕食のお店に入る前に、近くのスーパーで水を買っておいたのだけれど、それを冷やそうと思って冷蔵庫を開けたら、サービスのエビアンとバドワーが1本ずつ入っていた。

...

部屋から見たベルクール広場
夕方登ったフルヴィエールの丘の聖堂はライトアップされていた

こうして、乗り物の動いていないメーデーのリヨンも、なんとなく満喫し、6日目を終えた。

→ 次は、7日目


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