France 2008

旅日記 7日目(2008/05/02)-05

... 手渡された鍵と地図を持って、先程と同じく草むらの中の道を通って、修道院へと向かった。
私が午後のオープン時間を待っている間座っていたベンチのある入口の扉を、借りた鍵で開けて、さっそく修道院の中へと入ることにした。

この修道院には、予約しておけば、修道士の個室として造られた部屋に宿泊することが出来る。
その中の1室が開放されていて見学できるという

ことだったので、最初はそちらを見学することにした。

......

 

↑個室前の廊下・・・補修工事中

入口から個室内を見る→

この部屋は、修道士の部屋なので、本当に質素な狭い空間なのだけれど、入口からの視線を遮るように置かれた棚はベッドのヘッドボードとして使われていて、入口側とベッド側の両側から利用できるようになっているなど、機能的に造られていた。
窓際にはデスクがあり、そこで聖書を読んでいる修道士の写真が、外に掲示してあったのだけれど、デスクからバルコニー越しに見る風景は本当に美しかったので、質素な空間とはいえ、修道士にとっては、とても心地のよい空間だったのかもしれない。

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窓が汚れていたのが、ちょっと残念↑

個室を見た後は、修復工事中なので、入ることが出来ない場所もあったのだけれど、この建物の中をもう少し見て歩くことにした。

この棟には、利用可能なトイレもあったので、そこを見学しつつ使わせてもらうことにした。
トイレの中には、シャワーブースも造られていた。

一般の人が泊まれる現在も、個室内にはトイレなどはなく、トイレ・シャワーは共同ということになるようだ。
こういう空間は泊まってこそ味わえるものなのだとも思うけれど、私は絶対に泊まれないな・・・と思ってしまった。(が、またしても知人には、「なんで泊まらなかったのーっ、もったいない」と言われてしまったらしい。)

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トイレ

トイレもバルコニー付き

階段の手摺り部分

この建物に入ってすぐ、日本人っぽい若い男性とすれ違っていて、会釈だけ交わしていたのだけれど、私がトイレに行っている間に、夫はその男性に、「日本からですか?」と英語で話しかけられたのだそうだ。
夫が、そうだと答えると、その人はロスから来ているのだと英語で話していたらしい。
日本語を話せる人が、日本から来ている英語の下手な日本人(←夫のこと)に、英語で話し続けるなんてことはないと思うので、その男性は、日本語の話せない在米の日系人か、他の東アジアの人ということなのだろう。
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バルコニーから見た横連窓↑

←横連窓を室内側より見る

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この後は、礼拝堂へと移動する。

→ 次は、礼拝堂


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