France 2008

旅日記 9日目(2008/05/04)-02

... オランジュリー美術館というと、モネの睡蓮を見ることが出来るということで有名だと思う。
とはいえ、モネは睡蓮を題材に、本当にたくさんの絵を描いているので、他にも色々な美術館でモネの睡蓮を見ることは出来る(日本にもある)。
以前、他の美術館の見学ツアーに参加した際の学芸員の方の話によると、モネは自宅の庭の睡蓮が見えるひとつの場所に座り、朝、1枚のキャンバスに描き始め、太陽の位置が変わると、その
キャンバスは置いて違うキャンバスを出して描く・・・というのを繰り返したのだそうだ。
そして翌日には、また朝のキャンバスを出して描き足していく・・・といった風にして、同じ場所でも時間帯によって、光や影の異なる睡蓮を描いていったのだそうだ。

そんなたくさんある睡蓮の中でも、このオランジュリー美術館では、晩年の作品である高さ2メートルくらいある8点の連作を見ることが出来る。
この美術館は、もともと、テュイルリー宮殿のオレンジなどの柑橘類の温室だった建物を、モネの睡蓮の連作を収蔵するために美術館として整備されたのだそうだ。
それが、2000年1月から2006年5月までの6年間、閉館し改装工事が行なわれ、トップライトから自然光が入るような形になり、より一層、光の美しい空間で睡蓮を鑑賞することが出来るようになったのだそうだ。

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トップライトから柔らかな光が降り注ぐ

美術館の模型が展示してありました

予想通り、とても混んでいたけれど、部屋も絵も大きいので、それぞれの絵をしっかりと、見ることが出来た。
じっくりと睡蓮を見た後、他の絵が展示されている部屋をさらりと見て廻った。
(睡蓮の部屋の他にも、たくさんの有名な画家の絵があります。)

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この後は、昼食をとるため、また地下鉄で移動することにした。

■ オランジュリー美術館

美術館のWebサイト
http://www.musee-orangerie.fr/
日本語ページもあります。

美術館のファサード

→ 次は、昼食


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