France 2008

旅日記 9日目(2008/05/04)-04

... 最後に見る場所は、前回のパリ旅行の際に見ることが出来なかったアトリエ・ブランクーシに決まった。
もうそれ程時間がなかったので、ボリューム的にも良いし、混んでなくてすぐに入れそうという理由から選んだのだそうだ。
ということで、地下鉄に乗って、ポンピドゥー・センターの近くまで移動した。

『アトリエ・ブランクーシ』は、ポンピドゥー・センターの前庭に建つ小さな建物で、レンゾ・ピアノ設計。
前回の旅行の際、ポンピドゥーセンターは見学したのだけれど、その際、ポンピドゥーセンターの中から見下ろして、「あれがアトリエ・ブランクーシだ」と夫の説明を受けたのだけれど(この時、夫は『アトリエ・ブランクーシ』が、この前庭に建っていると知らず、上から

見て発見(?)し、行きたいーと暴れて(?)いたのだけれど)、時間が遅すぎたか、こちらだけ休館だったか、理由は忘れてしまったのだけれど、建物の中には入らなかったので、3年越しの思いが成就(?)するのだ。

ということで、前回の上から撮った写真

この建物では、彫刻家のコンスタンティン・ブランクーシのアトリエが展示されている。
ブランクーシはルーマニア生まれなのだけれど、1904年からパリに住み、1957年にモンパルナスのアトリエで亡くなっているのだけれど、ブランクーシが亡くなった後、アトリエをそこにある作品を含め、そのまま再現し公開することを条件にパリに寄贈され、その展示のために、この美術館が建てられたのだそう。

通常は、ポンピドゥ・センターの国立近代美術館と共通のチケットで入場するのだけれど、この日は第一日曜日なので、アトリエ・ブランクーシにも無料で入ることが出来る。
ポンピドゥ・センターのほうは、ものすごい行列が出来ていたけれど、こちらは(夫の予想通り)並ぶことなく入ることが出来た。

中では、アトリエを再現しているので、ブランクーシがどのように仕事をしていたのか感じることが出来るような展示になっていたのだけれど、何分、この彫刻家についての予備知識が皆無だったので、かつてそのアトリエに実際にあったように雑然と置かれた作品を見ていても、なんか不思議な作風だねーなんていうチープな感想しか浮かばなかった。
そんな状況だったし、夫の予想通り建物のボリュームも小さいこともあり、あっという間に見学を終えてしまった。(3年越しの夢がかなったのに・・・。)
夫は一人で、「もう一度見学する」と展示室に戻っていったので、私は出口近くにあったベンチに座って待っていた。

...

 

これで、今回の旅の観光は〆ることにし、最後にこの近くでお茶にすることにした。

→ 次は、お茶、そして帰国


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