Sicilia 2008

旅日記 2日目(2007/12/28)-04

猛犬注意

... 次は海側へ降り、イオニア海に浮かんでいるイソラ・ベッラという島を見に行ってみることにした。
『イソラ・ベッラ』というイタリア語を日本語にすると、そのものズバリ『美しい島』となるのだそうだ。

ギリシア劇場などがある高台からは、ロープウェイに乗って海の近くまで降りていくことが出来るとのことだった。
Via Teatro Grecoという通りを戻り、ぐるりと廻って乗り場へと向かった。
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珍しく迷うことなく、通りにロープウェイの看板が出ているのを発見した。
その近くでは、西洋人の観光客が3人くらいウロウロしていたので、出発時間まで、まだ結構時間があるのかな?と話しながら、階段を降りて乗り場へと向かったのだけれど、乗り場の前は吹き溜まりのようになっていて枯葉が舞っていて、「これ本当に乗って大丈夫?」というくらい寂れた雰囲気だった。
そして、待合室のような建物の前まで行ってみると、その扉は固く閉ざされていて、どう見ても、「あと数分で営業します」という状態ではなかった。

先程通りにいた人達も、私たちに続いて階段を降りてきていたのだけれど、その人達も、同じ不安を抱えていたようで、私たちと一緒に、待合室の建物のガラス窓にへばりついて中をのぞいていたけれど、「動きそうにない」という不安を解消するような発見はなかったようで、すぐにまた階段を上がって、通りへと戻っていった。

これは、何十分後に動くというより運休なんじゃないの?と言いながら、乗り場近くを見渡してみると、イタリア語と英語で書かれた紙が貼られていて、それには予想通り、『11月からメンテナンスのため運休中』と書かれていた。
迷わず到着したと思ったら、こういうオチがあるのだ。
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...
張り紙には、ロープウェイの替わりにバスが運行していますというようなことが書かれていたけれど、バス停の場所が分らなかったので、とりあえず、海方面へと坂を下っていってみることにし、階段を上がって通りへと戻った。
先程の西洋の人達は、この紙に気付いていないのかな?と思い、教えてあげようと思ったいたのだけれど、もうすでにどこかへ移動した後だった。

→ 次は、イソラ・ベッラを見る


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