Sicilia 2008

旅日記 2日目(2007/12/28)-08

... お店の中は、とてもひっそりとしていて、まだ営業時間前なのかな?と心配になったのだけれど、奥から店員さんが出てきて、2階へ上がるように言われた。

2階に上がってみたら、その階にもお店の入口があって、既に1組先客がいた。
このお店は、傾斜地に建っていて、表側は1階で通りに面し、裏側は2階で通りに面しているという構造に

なっていた。(通りへの面し方からしたら、2階で面しているほうが表口で、私たちが入ってきたほうが裏口だったかもしれない。)

2階にいた店員さんは、とても感じの良い人だった。
さっそくメニューをもらって、前菜に、アンティパストミストとインサラタミスタとパスタと豆のスープ、そしてプリモで、フンギのリゾット、そして夫がこの旅で絶対に食べるぞ!と誓っていた、ウニのパスタを注文した。
その他、ワインは私たちの旅の鉄則通り、カラフェ(ハーフ)で頼んだ。

.. ..

先程の感じのいい店員さんがテーブルに戻ってきて、「どの料理をどちらが食べるんだい?」というようなことを聞いてきた。
海外では、奇数個の料理を頼むと、結構こういうことがあるのだけれど、シェアして食べるというのは珍しいことなのだろうか。
店員さんに「全部の料理をシェアして食べたいんだけど」と答えると、ふむふむと納得してくれていたけれど、アンティパストミストは1品だけ最初に運ばれてきて、取り皿も持って来てくれたけれど、次の前菜・パスタとも2つ一緒に運ばれてきて、夫の前にスープ、私の前にサラダといった感じで、普通に一品ずつお料理が供された。
まぁ、別にお皿を交換して食べればいいので(←本当はマナー違反!?)、取り皿はもらわずそのまま食べることにした。

...

前菜は、マメのスープなど、それなりにおいしかったけれど、夫期待のウニのパスタが、かなり生臭かった。
ガイドブックによると、シチリアでは、生のウニが食べられるけれど、ごく一部のお店以外は、塩漬けになった瓶詰めなどのウニを使っていることが多く、生臭いウニに当ることのほうが多いのだそうだ。
だから、このお店が特にハズレだった訳ではないと思うのだけれど、期待の一品ではずしてしまったし、ハウスワインの白を頼んでいたのだけれど、それも酸味が強すぎて好みの味ではなかったこともありイマイチ満足感がなかった。

店員さんも感じが良く、おいしいお料理もあったのだけれど、ウニの生臭さが口に残っていて、このお店でそのままデザートを食べたりコーヒーを飲んだりする気にはなれなかった。
ちょうど雨も小雨になっていたので、このお店を出て、朝でかける際、ホテルの近くにおいしそうな甘いもの屋さんがあるのを発見していたので、そこで、何か食後のデザートを買って帰ることにした。

→ 次は、ホテルへ戻ります


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