Sicilia 2008

旅日記 3日目(2007/12/29)-01

... 移動日。
夜中バタバタと落ち着かなかったけれど、夫は「その甲斐あって、かなり復活した」と早くから起きだして次の街の予習に余念がなかったけれど、私はそのおかげで(?)若干睡眠不足気味だった。

今旅行記に書き起こしてみると、タオルミーナはあまり観光できていないんじゃないか?という気もするの

だけれど、この時点では、「もう充分見た」という気分になっていたので、予定通り8時50分発の列車でシラクーサへ移動することにしたため、少し早めの6時半に起きだして、荷造りをした後、7時ちょっと過ぎに朝食をとりに行った。
この日の朝のレストランも準備の真っ只中で、昨日と同じ人がたった一人で、テーブルをセッティングしたり料理と並べたりと大奮闘中だった。

朝食をとり終え、部屋に戻って、最後にもう一度バルコニーに出てみた。
外は、ものすごく風が強くて雲が多かったけれど、その強風のおかげか、雲から朝日が顔を出していて、このホテル最終日にして初めて、朝日を浴びる海岸線を見ることが出来た。

7時45分には、チェックアウトをしにフロントへ上がった。
鉄道駅へ移動するため、フロントでタクシーを呼んでもらうことにした。
フロントの人に、「駅へ行く」と伝えると、バスそれとも鉄道?と聞かれたのだけれど、その際、バスのときは上を指差し、鉄道の時は下を指差していたのが、この街の造りをよく現していて面白かった。その指した方向通り、鉄道駅は、海に近い所にあるのだ。
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... ...
 左 : ロビーのクリスマスツリー      中 : ロビーのバルコニー
 右 : ロビー階のエレベーターへ続く通路を外から見る

駅までの所要時間やタクシーがどのくらいで迎えに来てくれるか分らなかったので、1時間前行動を取っていたのだけれど、タクシーを待っている間に「50分発の列車に間に合いますか?」と聞くと、フロントの人は「フィフティ?フィフティーン?」と聞き返し、「50分」と再度答えると「それなら余裕で間に合う」と答えてくれた。
発音が悪かったというのもあるのかもしれないけれど、50分の列車に乗るのには早すぎる出発時間なのかもしれない。

ロビーで写真を撮って待っていると、タクシーが到着した。
タクシーは、ホテル前から、来た時と同じ様に一旦、急な坂を上がってから、街中を抜け、その後、九十九折の坂を下って海沿いに降り、少しの間海岸線沿いに走る線路沿いを走った。
やはり結構距離があるなとは感じたけれど、列車の発車時刻の40分も前の8時10分には駅に到着した。

→ 次は駅で


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