Sicilia 2008

旅日記 3日目(2007/12/29)-02

... タクシーの運転手さんに教えてもらった入口から駅舎へ入ると、中は小さなホールのようになっていて、出土品の壷などが展示してあり、インテリアもちょっぴりゴージャスで、小さな博物館の入口というような雰囲気だった。

そのホールのような所に切符売り場があったのだけれど、ちょうど係りの人は席をはずしていたので、

「すみませ〜ん」と大声で呼んで、「シラクーサまでの切符をください」と伝えると、係りの人はは困ったなぁという顔をして「シラクーサ、No!」と答えた。

あれ?これって本当に博物館の切符売り場だったの?と思い、一旦、窓口から撤退したのだけれど、やはりそこは間違いなく鉄道駅の切符売り場のようだし、出発前に、ネットで列車の時刻を調べてきてたので8時50分発にシラクーサへ行く列車があるのは間違いないはずだったので、夫がカバンの中からプリントアウトしてきた時刻表を出し、それを指しながら、この列車の切符が欲しいと伝えると、今度は、あぁそういうことねぇという納得顔で切符を発券してくれた。

...

ちょっとゴージャスなホール…ただいまの時刻は8時13分

結局、どうして最初に「No」と言われたのかは聞かなかったのだけれど、私たちが待っている間に、違う方面行きの列車が先に到着していたので、その列車はシラクーサには行かないという意味でのNoだったのかもしれない。

切符売り場などがあるホールの先には、1等用の待合室と2等用の待合室というのが別にあった。私たちは2等車の切符だったので、2等用の待合室に入ると、すでに先客がいた。
待合室も先程のホールと同じ様に、なかなか趣きがあった。

...

待合室 ↑

時間まで、駅周辺をぶらぶらして大撮影大会(?)を催していた。駅は海沿いにあるので、画になる風景だったので、お互いに「ものすごくいい写真が撮れた」と言い張って自信満々だったのだけれど、旅から戻って家のテレビの画面で見てみたら、どれもパッとしない写真だった。海辺の朝日で光が強すぎたからというのは言い訳で、やはり腕…なのだろう。

■ タオルミーナ → シラクーサへの移動
トレニタリア(FS)の鉄道を利用しました。
タオルミーナからシラクーサの所要時間は2時間10分程です。

■ トレニタリア(略称FS:旧イタリア国鉄)の Webサイト
http://www.trenitalia.com/en/index.html
時刻表の検索が出来ます。

→ 次はシラクーサへ向かいます


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