Sicilia 2008

旅日記 3日目(2007/12/29)-03

... その後、まだ時間がたっぷりあったので、待合室の隣にあるカフェでテレホンカードを購入し、実家へ無事到着の連絡を入れたのだけれど、タイミング悪く留守番電話になっていた。
その後は、待合室のベンチでシラクーサの予習をして時間をつぶしていた。待合室には、列車の到着時刻や出発時刻が表示されていたのだけれど、私たちの乗る列車は『10分遅れ』と表示されていた。
それなので、まだまだ列車到着まで時間がありそうだったので、ホームにあるトイレへ行ったのだけれど、ホームには近くに植えられたオレンジの木から、たくさんの実が落ちていて、掃除の人が一生懸命お掃除をしていたのだけれど、その横で5〜60歳代くらいのおじさん達が落っこちたオレンジの実でサッカーをしていた。
若々しいというか、何というか…。
おじさんが蹴りそこねたオレンジが、コロコロと後ろへ転がって、ベンチでおとなしく座って待っていた学生さんの足に当ってしまったときには、さすがに恥ずかしそうな顔をしていて、それをガン見していた私と目があったら、照れ笑いをしていた。
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線路横にたくさんのオレンジが落ちていた ↑

10分遅れとあった列車は、実際には5分くらいの遅れで到着した。
私達が乗った車両はコンパートメントだったのだけれど、タオルミーナの駅でたくさんの人が降りたので、予約も入っていないし誰も乗っていないというコンパートメントもいくつかあったので、その中のひとつに落ち着くことにした。

列車は海沿いを走る。
車内は暖房が効いていなくて、少し寒いくらいだった。
コンパートメント内の暖房の調整のツマミを回してみたのだけれど、車両自体の暖房がオフになっているようだったので、コートを着たまま過ごしていた。(故障だったのかも…。)

1時間弱で、カターニア駅に到着した。私達が到着した空港のある街だ。
今回、カターニアは通過するだけで全く観光しなかったのだけれど、交通の要所となる場所のようで、ここを基点に各方面への鉄道や道路が延びているらしい。

...

カターニア駅も海沿い…海は荒れ模様

コンパートメント

その後、少ししてトイレに行った夫が、隣の車両は暖房が効いているというのを発見して戻ってきた。そちらの車両もコンパートメントだったし、空席がたくさんあったというので、スーツケースをゴロゴロ押して移動することにした。
その暖房が効いたコンパートメントのひとつには、車掌さん達が陣取っていた。
夫は「自分達だけ、しっかり暖房の効いたところでくつろいでるんだよ」と笑っていた。
暖房の効くほうの車両はシートなども新しくてきれいで、さっそくコートを脱いで、ゴロゴロとくつろいだ。

そうこうしていると、あっという間にシラクーサの駅に到着した。
駅前から、タクシーに乗って、ホテルへと向かった。

→ 次は、観光に出発


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