Sicilia 2008旅日記 3日目(2007/12/29)-06 |
... | 考古学公園を出て、建物の間に見え隠れしている大きな礼拝堂を目印に進んでいくと、ショーウィンドウにおいしそうなお菓子が並んでいるバールがあったので、そこで少し休憩をすることにした。
カウンターに並んだお菓子を選んで注文するお店だった。お菓子は一口サイズの小さなものが多く、3つ4つ食べられそうだなーと思ったのだけれど、さすがに |
1個だけにしておくことにし、夫はシチリア名物のカンノーロというお菓子を頼んだ。 カンノーロというのは、パイなどの生地を筒型をし、そこにリコッタチーズのクリームを詰めたもので、複数形で呼ぶ場合は、カンノーリと呼ばれるものだった。 日本で何回か食べたことがあって、私はそれ程好きな味ではなかったので、今回は違うものにしようと思い、サヴァランを注文した。 お菓子はそのままカウンター越しに手渡されたのだけれど、コーヒーとカフェラテを注文すると、飲み物は席まで運ぶから、とりあえず席で待っていてといわれた。 ちょうど空いた席に座ろうとすると、店員さんがすごい勢いで飛んできて、ダメだ!というようなことを言っているので、なんで?どうして?と?マークをいっぱい浮かべて立ちすくんでいると、一生懸命何かを説明してくれているのけれど、イタリア語なので、さっぱり分らず、さらに?マークを増やしていると、店員さんが「イタリア語はダメなの?」というようなことを聞くので、「いえす、そーりー」的なカタコト英語で返事をしてみると、店員さんも一生懸命英語で説明しようとしてくれたようなのだけれど、英単語が浮かんでこなかったのか、しばらく考えこんだ末、残念そうに首を振って、「テーブルを拭く」というようなジェスチャーをしていた。(ジェスチャーは最も便利な世界共通語です。)
要するに、店員さんが、ものすごい勢いで飛んできたので驚いてしまったのだけれど、単純に「片付けるまで待っていて」というようなことだったようだ。(と思う。多分。) このお店は、お菓子類のほか、小さな一口サイズのサンドウィッチなどもあったし、お酒もあったので、様々お客さんで賑わっていた。 この後は、そのお店の裏手のほうにあるマドンナ・デッレ・ラクリメの聖所記念堂という礼拝堂へ行った。ここは聖母像が涙を流した奇跡を記念して建てられたもで、日曜日などには巡礼者がたくさん訪れる聖域なのだそうだ。
この後は、近くにある考古学博物館へ行った。 私たちは考古学は全く分らないので、説明書きも流し読みだったので、短時間で見終わってしまったけれど、発掘されたほんの一部の破片を組み立て、発掘されなかった部分は全て、模様も何もない粘土などになっている復元模型を見ていると(←粘土で出来た壷の一部に発掘されたカケラが埋め込まれているイメージ)、考古学っていうのはすごく繊細でロマンのある学問なんだなというのだけは分った。(そんなチープな感想で申し訳ない。) |