Sicilia 2008

旅日記 3日目(2007/12/29)-11

... さっき、客引きしてくれたのに素通りしたので、ちょっと気恥ずかしかったけれど、快く迎え入れてくれた。
お店は、こんなお天気だからか空いていた。

メニューと格闘し、なんとか注文を終えると、最初に、ワイン(カラフェ)とパンが出てきた。
やはりワインは若干酸味が強すぎ、夫は「次からボトルで頼むかなぁ…」とつぶやいていた。

少ししてお料理が運ばれてきた。
前菜で、魚介類のサラダを頼んだのだけれど、私たちは、サラダの上にちょっとだけ魚介類がのっているものをイメージしていたのだけれど、運ばれてきたものは、どうみても魚介類の盛り合わせだった。(今思えば、insalataではなく、salataだけだったのかも。inがないとサラダではなく塩漬けという意味でしたっけ???)
ちょっとだけのっていると思っていたものが、主のものになり、その上市場サイズなのか、本当にたくさんの魚介類になってしまった。でも、その魚介類がとても新鮮で、レモンとオイルというシンプルな味なのだけれど、とてもおいしかった。
この他に頼んだものは、プリモでシラクーサ風のブカティーニ、セコンドでイカとエビのフリットとメカジキを注文し、魚介類づくしだったのだけれど、どれも新鮮でおいしかった。
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......

ワインこそ、好みの味ではなかったけれど、3日目にしてやっと、この旅初の希望のお店で食べる食事だったせいか、前日の夜には体調不良を訴えていた夫も「なんだか完全復活って感じ」と、ご満悦だった。

珍しくメインを2皿も食べたので、おなかいっぱいになってしまったので、この日もデザートやコーヒーは飲まず帰ることにした。

帰りは、橋の近くまで来ているので、タクシーで島に入る時に通ったルートでホテルへ戻ることにし、お店の前の通りをまっすぐ行き海沿いまで出た。
そこから、車で通る道のひとつ下の海沿いを歩いてからホテルへと戻った。

...

部屋に戻ると、ターンダウンをしてくれてあった。
5つ星ホテルなので、もしかしたらターンダウンがあるかも…と思って、外出前に、部屋を見られても恥ずかしくない程度に片付けておいて良かった…と思った。(←10何年も前に泊まったホテルで、脱いだ服をそのまま、ぐしゃぐしゃとベッドの上に置いて外出したら、その間にターンダウンのサービスが入り、ぐしゃぐしゃだった服(一部下着)がきれいにたたまれていたという、おそろしく恥ずかしい経験があったので。)

この後、ジャグジーにゆったりと入り、10時前には眠りにつくことにした。
この日も完全復活と言いながら、またしても冷蔵庫からジュースの瓶を取り出して目に当てていた夫…。先程のはしゃぎっぷりを見た後なので、もう心配する気にもなれなかったので、冷ややかに「その瓶、落として割らないでね」とだけ告げて、眠りにはいった。

■ Il Porticciolo Di Micali Vincenzo
(イル・ポルティッチョーロ)
Via Trento, 22-24
Tel. 0931 61914

オルティジア島の北側、青空市場で賑わう一角にあります。
アポロ神殿を背にして右手にある『Via Trento』という通りを海に近いところまで進むと、右側にあります。

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新鮮な魚介類の料理がいただけます。
上記4品とハウスワインのハーフ、水を頼み、50ユーロちょっとでした。

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