Sicilia 2008

旅日記 4日目(2007/12/30)-10

... カタコンベの近くのバス停で、10分くらい待ってもバスが来なかったので、歩いて戻ることにした。
このVia Cappucciniという通りには、シンプルだけれど量の多い(!?)クリスマスのイルミネーションが施されていたのだけれど、帰りは、ちょうど暗くなってきていたので、とても美しかったので20分近く歩いたけれど、それ程遠く感じなかった。
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ヌオーヴァ門へ戻ると、この門もライトアップされていた。
この門は、ルネッサンス・アラブ・ノルマン混合様式というものなのだそうだ。
なんだかよく分からないのだけれど、16世紀後半に、オーストリアから招かれたカルロス5世のパレルモ入都を記念して造られたものなのだそうだ。

マジョリカ焼きで飾られた屋根も印象的だけれど、最下層に彫られた巨大な人物像が面白かった。この人物像は、表と裏両方に彫られている。
ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りの終点になるのだけれど、その名の通り大通りなので、交通量が多く、門の中は歩道がない上、車道に突出している柱もあって、ここを通る時は、車にぶつかりそうで、かなりスリルがあった。

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ヌオーヴァ門

カテドラーレ

このヌオーヴァ門から入ってすぐ、左手にあるのがカテドラーレだった。
日曜日はシエスタがあって、先程は閉館していたのだけれど、今は午後の開館時間になっていたので、中を見学していくことにした。
このカテドラーレも、バロック、ゴシック、イスラムなど、様々な建築様式で建てられている。
12世紀の創立で、その後何百年もの間、様々な国の支配のもと、増改築が繰り返されてきたから、このような形になっているのだそうだ。

堂内は、18世紀に改築されたもので、ネオクラシック様式になるらしい。
創建当時と、すっかり変わってしまっているため、あまり評判は良くないそうなのだけれど、もちそん創建当時を知らない私から見たら、立派で美しい教会だった。

カテドラーレの入口

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カテドラーレの堂内

この後は、またヴィットリオ・エマヌエーレ大通りを歩いてクアットロ・カンティ方面へ戻って、夕食のお店を探しつつ、街歩きをすることにした。

→ 次も街をぐるぐる


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